表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
やわらか故事成語  作者: 中峰 浄彦
2/2

百発百中

養由基「およびですか」

楚王「おう呼んだ呼んだ。お前なんか弓射るのうまいらしいやん?」

養由基「まあ私よりうまい射手は見たことがありませんな」

楚王「ちょっとなんかやってみてよ」

養由基「そうですね・・・柳の葉っぱをうちぬいてみましょうか」

楚王「いいね!おーいだれか梅酒とお饅頭持ってきて」

養由基「おやつタイムの余興かよ・・・」

養由基は柳の葉の一枚に墨を塗り、二百歩はなれて射た。

養由基「的を射てございます」

楚王「おお~すげえな!でもマグレの可能性もあるしな。もっかいやってみ」

養由基「なんとなくそう言われる気がしてました」

養由基はまた柳の葉の一枚に墨を塗り、二百歩はなれて射た。

養由基「的を射てございます」

楚王「うまいなあ!あ、いや饅頭じゃなくてお前の弓な。おーい梅酒とお饅頭おかわりー。お前も柳の葉っぱおかわりな」

養由基「終わらない気がしてきた」

養由基はまたまた柳の葉の一枚に墨を塗り、二百歩はなれて射た。

養由基「的を射てございます」

養由基「的を射てございます」

養由基「的を射てございます」

ついに一度も外すことなく墨を塗られうちぬかれた柳の葉が百枚、楚王のもとに積みあがったという。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ