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(第二部)三十七章 混迷 序

(第二部)三十七章 混迷 序


 人生の内で一度は出会う混迷。

 それに出会わない者は幸運者と呼べば良いのだろうか?。

 果たしてそうかどうかはその後の人生を見てみなければならない。


 混迷期・・・

 人を信じにくくなる時期。

 他者より嘲りを受ける時期。

 何をすれば良いのか判らなくなる時期。

 

 このような時期に何をするのだろう。

 

 単なる苦しみだろうか?

 愚痴を言うことで苦しみを受け入れるのか?

 苦しみに抵抗して力でねじ伏せるのか?

 それとも?何だ?。


 苦しみに流されればそれだけで終わってしまう。

 それで良いのだろうか?


 苦しみは偶然でない場合がある。

 そう考えることが出来ないだろうか。

 過去世に悪いことをしたから苦しまねばならないのか?。

 いや違う。

 そうではない。

 

 神々と先祖を信じることだ。

 まずはそこから始まる。


 信じて何をするのだろう。

 それを決めるのは自分しかない。

 

 決めた心を神々は御照覧ある。

 ただそれを信じて一人心の暗闇を歩くのだ。

 決して救われることなく。

 決して味方がいるわけではなく。

 長い孤独の中に神々だけを見て歩くのだ。


 人はそんな姿を見てまた嘲り笑う。


 誰が知っているのだろう。

 重大な決意を。

 苦しみを背負って歩く姿を。


 やってこないかも知れない。

 やってくるかも知れない。

 国の御霊への奉公の時。

 そんな役目が来るかも知れないと願って。

 たとえそれが人の目に触れることなく。

 我が身が野辺に朽ちたとしても。

 

 誰に命じられたわけでもなく。

 何があるわけでもなく。

 何故かそれが大事だと我が魂が知るが故に。

 

 その時のために磨こう。

 己を磨こう。

 大いなる義を心に抱いて。

 

 今は一人歩く。

 ただ一人。

第二部「混迷」が始まりました。

次話投稿はもう少し練りたい部分がありますのでうまくいけば次週土曜日、いまの調子を考えれば9月29日になりそうです。

お待たせして申し訳ありませんがよろしくお願いします。

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