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八章 あの模様はあの時の

八章 あの模様はあの時の


 あっ!、あの模様はあの時の・・・

 記憶をたぐり寄せ思い出す。

 どこだっただろうか?、いつ見た物だっただろうか?。

 強烈な印象だけが頭の中に残っている。

 思い出そうとしても以前に見た記憶が無く釈然としない思いだけがこびりついて残っていく。

 それは焦燥感に似ていて。

 それは寂寥渙に似ていて。


 それはテレビ番組で正倉院宝物の特集を見ていたとき、とある布地の模様を見たときのことだった。

 それからその記憶を頼りに、家の中を探し、本を出してきてはめくってみた。

 その記憶に合致する物は見当たらない。

 どこかで見たことがあるはずなんだという思いも、日常の雑事な中に紛れ込んでゆく。


 これは恐らく六歳程度の事だったと記憶している。


 このような体験を状況を変えながらもすることが度々だった。


 それらは断片的で。

 それらは記憶に残り。

 それらはあまりにバラバラで。

 それらは心の中に重なり重なって残り続けてゆく。

 それらが一つの糸につながるまで。


 この積み重なってゆく断片の記憶は、確実に私を方向付けるものとなった。

この度は短いので明日日曜日11日17時にも投稿したいと思います。

よろしくお願いいたします。

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