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2話 教室へ良い子・行こう!

時間が欲しい


ホラーっぽいの書きたい!



4月某日


春だ!


快晴だ!!


祝福されし我が人生!!!




「俺、高校生になっちゃったよ」

「俺、高校生になっちゃったよ」


「ハイハイ、元気元気よかったよかった」


バカはバカだから

二回繰り返してしまう。


二人は朝から頬が緩みっぱなしだった。


折り目のついた学ランを纏い、二人は通学路を進む。


幸せいっぱいだ。


俺とアジは今日から

カギヅメ高校一年生だ。


高校に到着して知った。


お互いクラスは別れた。


昇降口前の大きな

掲示板と受験番号をたよりに

それぞれ教室へ向かう。


「「じゃあな」」


別れ際、

二人は力強く肩を殴りあっていた。




男は基本バカである。



デシはFクラスで

アジはCクラスだった。


別にクラスが違うくらい、なんてことない。


むしろ違う方が行事が盛り上がると

デシはポジティブに受け止めていた。


徹底的に潰してやる

と、この時は軽く考えていたが、


心の底からDESIREに

なるとはデシ自身、思ってもいなかった







☆☆☆☆☆☆☆☆☆



教室に着いて、席に座り一息ついたところ、

スマホに新着メッセージが入ったことに気づく。


デシからだった。



入学初日から

あんま

スマホいじって変な印象持たれたくないんだけどなぁ


なんてアジは思った。


が、おもしろそうだから

デシに構うことにした。






<なんかこの学校おかしい>

<そっちは大丈夫か?>



立て続けに、

デシからメッセージが送られる。


どうしたのだろうか。

アジは現時点で、この学校がおかしいなんて微塵も感じていなかった。




またデシからのメッセージが入る。











<俺のクラスに女子が一人もいないんだけど......>



......

笑った。

声がでかけた。

アジはこらえようと咄嗟に手で口をふさいだが


腹の底からあふれでてくる空気を押さえられそうになかった。



しばらくの間アジは悶絶していた。








<そっちは女子いるか?>

<まさか、そっちも...>











<こっちは男女半々だぞ!>



腹の痛みが和らぎアジもメッセージを送った。




......



あちゃー



どうやら

既読無視されたかな?



すると今度は写真が送られてきた。



どこから撮ったのだろうか。

学ラン姿の男子生徒が皆、机に肘をついてうつむいている。




写真から表情は伺えないが、

どんな表情をしているかは容易に想像できる。





<やめろよ、笑い殺す気かよ!>




<ハッ!! もしかして、てめえ、この悲劇を笑ってやがったな?>





これは久々に喧嘩になりそうだ。




いや、これ俺わるくねぇだろ!!




アジは

丁度いい口実を見つけて

逃げることにした。



<先生来たから、また後でな>




<......ゆるさん>









入学初日から予感は確信へと変わった。


この学校に来て本当に良かった。


まだまだおもしろいことがありそうだ。



そうだ、先生の話は聞き漏らさないようにしないとな。



遅れて来たCクラスの担任の先生を

アジは満面の笑みで迎えた。







( 何こいつキモ )



それがCクラス担任がする、アジへの反応だった。





ありがとうございました。


TWITTERやってます。

電波ネイル で検索かけるとタブン出ます。

それだけです!

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