1話 進路の決定的決定力
これだけお話を増やしておけば
毎日何かしらストーリーを考えられると思います。
毎日投稿できるかは別として
甘えですね。すみません。
中学三年の秋
校内模試が返却された日の帰り道
「なぁ、結局デシはどこ高行くんだよ?」
小学校からのマイベストフレンド、アジは俺に尋ねた。
二人は横並びで歩いて帰る。
田舎じゃタヌキの次に見慣れている光景であろう。
「カギヅメ高校だな」
「そこ偏差値63あるぞ、お前入れるのかよ?」
出たよ謎老婆心
「まぁ確かに学力はパッとしないよ俺は」
「けど。けれども、最近流行りの人物重視の面接で、」
「そこ一般入試に面接ねぇよ」
「」
「俺はウカル俺はウカル俺はウカル」
「あぁ、大丈夫だよ、お前なら受かるよ」
言葉が軽いね水素だね。
「ところでアジはどこ高ねらってんの?」
「俺もカギヅメかな」
正直意外だ。
もっと有名な進学校にでも行くものだと思っていた。
「やっぱ、説明会の時、可愛い女子ばっかだったもんなぁ」
「まぁそれはそうだけど」
「俺の志望理由はちょっと違う」
「あそこは今、どんどん偏差値が上がっていってるんだよ」
「今、スゴく優秀な教師集めて学内を超変革中らしいぜ」
「ただ、新設して10年とか歴史がないから避ける人も多いけど」
「今年は何かあるって学内生徒から噂が流れてるんだってよ」
「おもしろいことには手ださないとな」
マイベストフレンドが
無邪気に笑いながら続ける。
お目目がピカピカしてらぁ
「デシも受験するなら俺が教えてやるから、なんでも聞けよ」
ふむ、勉強はアジに聞けば間違いないだろう。
とても心強い。
いい友に恵まれたものだ。
高校受験で聞きたいこと
あとは疑問だ。
カギヅメってそんなに
注目度あったのか。
女子が可愛くて
まぁまぁ施設よくて
私立では学費安めで、、、
でもまずは
「あの、ヘンサチって何です?」
この後、二人は無事カギヅメに
合格した。
やればできるじゃん俺!!!
と思っていたデシ
そのうら
一般入試の倍率5.22はエグかった。
こいつ受かったの7割がた奇跡だろ。
そうアジは思っていたが、
特に口にはしなかった。
自分たちの中学から
合格者が5人しかいないのも頭の隅で引っ掛かっていた。
それはおいといて
「「高校生活楽しみだなぁ」」
喜び合う二人
特に、デシは頭にお花を咲かせて狂喜乱舞していた。
二人はまだ知らない。
カギヅメでの高校生活が
ちょっと、いや大分変わっていたことに
ありがとうございました。
投稿頻度あげたいんですけど
だらけしょーだなあと