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ことの始まり

とある国に属する地方の農村に産まれた少年『ワンス』


小さい頃からわんぱくで、両親を困らせてばかり。

そんなワンスが近くの森で怪我をした子供のゴブリンに出会った。


『怪我してるの?』

『……』

『罠に掛かったんだね。今外してあげるね!』

『!?』


ガチャガチャとゴブリンの足に掛かった罠を外していく。

ゴブリンはポカーンとしてそんな少年を見ていた。


『はい、外れたよ。次からは気をつけるんだよ。あっ!!血が出てる!ちょっと待っててね。』


少年はそういうと、近くにあった薬草を摘み傷口に絞った。


『ギィー!!!』


傷口に染みたのであろう、ゴブリンは少年の頬を引っ掻いてしまった。


『ん!!』


ゴブリンはそんなつもりはなかったのか、引っ掻いてしまった自分の手を見つめた。


『大丈夫だよ。これで治るから』


少年は自分引っ掻かれたことを意に介さずゴブリンに優しく微笑みかけた。


『!?』


ゴブリンは驚いてそのまま森の奥へと走り去ってしまった。


『次からは気をつけるんだよーーー!!!』


これがワンスとゴブリンの会合であった。

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