異世界に着きました・・・そして・・・もう仲間が出来たよ
楓は気が付くと見渡す限りの草原に一人で立っていた。
楓「ホントに異世界についたのか?」
楓(それにしてもあの神様最初は死なないようにしてくれるといったけど、ここに一人で置かれてもなにもできないじゃないか。これからどうしたらいいんだろう?)
楓「とりあえず歩くしかないよな・・・」
楓は一人寂しい思いをしながらもとりあえず歩いていくことにしたようだ。
1時間後
楓(死ぬよさすがに景色も何も変わらないから、精神的にきつすぎるって)
さすがに変わらない景色がずっと続くのは楓にはきついようだ、まっ作者が楓を苦しめているだけなのだがなw
楓(なんだか今この状況の犯人がわかった気がする)
さすがに楓がかわいそうなので次に進めていこう。
2時間後
楓は歩いている途中で見つけた森の中の湖で一休みしていた。
楓(森の中に水があってよかったーこのまま歩いていたら熱中症になる所だったな)
楓が森の中で休憩しながらこれからどうするか考えていると、
?「だれかー助けてくれー」
男の人の叫び声がしたので楓はすぐさま声がした方向に駆けだした。
楓(あれはいったい何だ?)
楓が声のした所に着くと人間と思われる死体とそれにかぶりつく大きな獣の姿があった。
楓(さすがは異世界あんな獣までいるのか・・・これは僕では戦えそうにないない、いや勝負以前の問題な気もするな・・・)
楓は近くの茂みからその様子をずっと観察することにした。
しばらくして獣の姿が見えなくなると楓は茂みから出ることにした。
楓(あんな獣が居るならあまりこの森に長くいると危ないかもしれないな。しかしこの人間の持ち物はどうするべきか?)
楓はしばらく悩んでいたがとりあえずこの人間が使っていたであろう馬車の中身を確認することにした。
楓「失礼します」
馬車を開けると中には一人の女の子がいた。
?「もう着いてしまったの?」
女の子は奥でおびえるようにしながら座っていた。
楓「こんな所でどうしたの?大丈夫だよ出てきて」
楓も最初は驚いたが女の子があまりにも怯えていたので優しく声をかけることにした。
?「あなたが私を買ったの?」
楓「買う?僕はたまたまここを通ったただの一般人だよ」
?「一般人!じゃあ馬車は乗っていた人はどうしなってるのですか。」
楓「残念ながら僕が来た頃にはもう大きな獣に・・・」
?「いえ、私にはとてもありがたいことです。」
ようやく顔をあげて出てきた女の子は腰まであるであろう長い金色の髪で、耳がとがっており、目は透きとおる青い色をしてとてもかわいいが首に首輪がついていた。
楓は女の子のを見て驚いた。
?「すみません勝手なのは承知でいいます。私を助けてくれませんか。」
女の子は馬車から出ると楓に向かって頭を下げてきた。
楓「助けるってどうすれば」
?「私はある日盗賊に襲われてしまい奴隷にさせられました。今からオークションにかけられる所だったのです。私はそんなオークションにくるような奴らなんかに買われて仕えるなんかしたくありません」
?「お願いです、私と契約してもらえませんか?」
楓「奴隷!この世界にはそんな制度があるのか、奴隷から解放することはできないの?」
?「この世界?」
楓「いやこちらの話で・・・」
?「そうですか・・・」
楓「解放はできないの?」
?「残念ながら解放は上に一部の認められたものしかできません。ましてやこうしたお金のない人々には到底解放なんてできません。だから・・・」
楓「わかった、でも僕で後悔しない」
?「はい」
楓は女の子の言われるままに首輪に血を垂らした。
?「ありがとうございますご主人様」
楓「ご主人様\(◎o◎)/!」
?「はい契約を終えたのでそうなります。」
楓「僕の名前は枝葉 楓だ、頼むから名前で呼んでくれ」
?「わかりました楓さんといいますね。」
楓「ありがとう、所で君の名前は?」
?「これは、失礼しました私はリーフィアです。」
楓「リーフィア、いい名前だね。」
リー「それでこれからどうするのですか?」
楓「とりあえずここにある荷物で必要そうな物をもらったら町を目指して歩いていこうか。近くの町がどこにあるのかわかる?」
リーフィア「はい任せてください。一応この場所は私わかりますから。」
とりあえず仲間一人目です。
ここから次にどう話を持っていくか意外とむずかしいな。
読んでくれる皆さんには本当に感謝です。