信じられる人が一人だと寂しいよね
次の日、楓とユーリは宿の部屋に居る
ユーリ「楓、お願いだから楓は私のそばから離れないでね」
楓「わかってるよ、大丈夫僕がユーリをしっかりと守るから」
ユーリ「約束だからね楓」
楓「ああ」
ユーリと楓はお互いに唇を近づける
ユーリ「私にはもう楓しかいないんだよ」
楓「わかってるよ」
一時間後
楓「待たせちゃいましたか」
アニス「大丈夫よ、私も来たばかりだから」
楓「それじゃ首都を目指して行きましょうか」
楓とアニスが歩き出すのをユーリは後ろから付いてい行く
楓「アニスさんユーリのことお願いしますね」
アニス「オッケー」
アニスは楓から離れてユーリの所に向かう
楓(これをきっかけにユーリが少し成長するといいけどな)
楓の心配とは別にユーリとアニスは何やら話している
それから首都を目指して歩くこと8時間、日がだいぶ傾いてきて暗くなり始めた頃
楓「今日の所はこのへんで休みませんか?」
アニス「そうね。食事は私とユーリで作るから火起こしはお願いしてもいい?」
楓「わかりました。」
アニスとユーリで一緒に作業させることに不安を覚えた楓だが、時々二人の間に優しい笑顔があるのを見て安心した。
最も二人は楓のことをお互いに話、お互いに共通点が沢山あったため仲良く話すようになってきているんだが・・・
楓「こんな感じでいいだろう。おーい二人とも火の準備は終わったぞ~」
ユーリ「ありがとう、楓じゃあお肉とかさっさと焼いちゃうね」
楓「ユーリ、もう大丈夫か?」
ユーリ「何が?」
楓「いやなんでもないよ」
ユーリ「おかしな楓?」
楓(ユーリも元気になったようだな。アニスさんありがとう)
こうして、三人で食事を楽しく頂いた・・・
しばらくして
アニス「そしたら、見張りはどうする?」
楓「見張りはいりませんよ」
アニス「えっ何でΣ(゜д゜;)」
ユーリ「私のギフトが危険予知だからだよ」
楓「一応ユーリのギフトは睡眠中にも発動してるからな。皆寝てもユーリのギフトに反応が出たらユーリが起きるから安心だよ」
アニス「ユーリさんのギフトはなかなか優秀ですね」
楓「アニスさんはどうですか?アニスさんならギフト持ってるでしょ」
アニス「確かに、受付の仕事に就くまえは私も冒険者でしたが、私のは戦闘向きではないです」
楓「そしたらもしかして気力だけで頑張ったんですか」
アニス「まぁな気力ありなら私でも戦えますからね」
ユーリ「前は聞きそびれたけど首都で何するの」
楓「王様に会いにいくんだよ」




