5年も行方不明だと、死亡扱いにされるよね
トルコバーズの宿の一つの部屋に二人の人影があった。
ユーリ「楓、今日はもう遅いから寝るだけだとして。明日はどうするの?」
楓「明日はギルドに行こうと思っているよ。」
ユーリ「ギルドかぁ~楓のカードまだ使えるかな?」
楓「どうだろうね。なんせ5年も使ってないからな」
ユーリ「それにしても・・・やっぱり残ってなかったね「止まり木」」
楓「仕方ないだろうかな。こればかりは」
ユーリ「ねぇ楓、今日は久しぶりにしようか」
楓「明日は朝早いんだぞ。」
ユーリ「大丈夫だよ。一回で終わるから」
楓「ユーリがその約束守ったことがあったか?」
ユーリ「もう、こまかい事は気にしたら駄目だよ」
楓「いや、細かくないからね」
そう言いながらも、楓はユーリの布団に入って行った。
ユーリ「久しぶりに、お兄ちゃんって呼んであげようか」
楓「いや、いいよ楓のままで・・・」
ユーリ「面白くないの」
二人がようやく眠りに就いたのは朝方だったようだ・・・
次の日の昼ごろ
楓「やばいな、完全に寝過した」
ユーリ「でも、久しぶりだったからすごくよかったよ」
楓「急いでギルドに行かないとな」
ユーリ「まってよー今日は腰が痛いんだから」
楓「張り切りすぎたかなぁ・・・」
二人は準備が終わるとギルドに向かった・・・
受付「こんにちはー、今日はギルドに、どのようなご用件でしょうか?」
楓「えーっと、二つありまして一つは、このギルドカードがまだ使えるのか確認したいんですけど・・・」
受付「少々お待ちくださいね」
受付の人は楓からギルドカードを受け取ると奥のほうに消えていった・・・
しばらくして
受付「すみませが、楓さんのカードは5年前に死亡扱いとなってしまっているようです」
楓「やっぱり・・・じゃあ僕の再登録は出来ますか?」
受付「それは問題ありませんよ」
楓「そしたら、僕とユーリの二人分を登録お願いします」
受付「それでは、こちらの紙に記入をお願いします」
楓とユーリはそれぞれ紙に記入をして受付に渡した。
受付「確かに受け取りました。それではお二人とも何ギルドに所属しますか?」
楓「二人とも冒険者で、それと僕とユーリでチームを組みます」
受付「わかりました。知っているとは思いますがチームは最高6人までです。注意してくださいね」
楓「大丈夫です」
受付「すみませんが、楓さんのほうに色々と手続きが必要なのでギルドカードは明日取りに来てくださいね」
楓「わかりました。」
そうして楓とユーリはギルドから出ていった・・・