人間慣れればどこにでも住めるよね・・・
崖から落ちたあの日から一カ月が経った僕の怪我もある程度は治ってきた所だ・・・
今回はこの一カ月の間に何があったのかを説明しようと思う。
まず川に流されて僕は意識がなかったらしい・・・先に目が覚めたユーリが僕を起こそうと泣きながら一生懸命看病をしてくれて、その時近くを通った人が助けてくれたそうだ。
この時助けてくれたのがゼフさんでなんと6番の数字持ちらしい・・・今も僕とユーリはゼフさんのもとにお世話になっている。
このゼフさんはちょうど人から離れたところで暮らしているらしく森の中の小さな一軒家で今は三人いる・・・基本自給自足の生活でたまにゼフさんの知り合いの商人が来るらしい。
僕が起きてゼフさんに事のあらましを言うとゼフさんは
ゼフ「たぶんソラも何者かにやられているな、数字持ちだから簡単にはできないが不安定な所の記憶を一部変えさせらたか。多分リーフィアと別れた後だろうな。一応俺も数字持ちだからリーフィアは知ってるぜ・・・そうかおしい奴を亡くしちまった」
とゼフさんはいった
そして、ユーリにも事件のことを全部話、最初はひどく荒れたが今は落ち着いている。
ユーリ「私には、お兄ちゃんが居るから寂しくないと言ったら嘘になるけど・・・幸せだもん」
と笑ってくれた。 正直うれしかったです。(*^_^*)
そして、怪我も治ってきた僕は今、ゼフさんの前にいる
楓「お願いします。僕を強くしてください」
ゼフ「それはかまわねぇが、まさか復讐するためじゃないだろうな」
楓「違う。もう大切な人を失いたくないだけなんだ」
ゼフは楓の目をみると
ゼフ「わかった。楓明日から忙しくなるぞ」
楓「ありがとうございます」
あれから5年がたちました。僕は現在23歳ユーリは16歳である
ゼフさんは先月病気により亡くなってしまった。
僕は6番の数字をゼフさんに継承してもらっている。
ユーリも1年ほど前から一緒に修行するようになり強くなったと思う。修行内容は思い出したくないけどね。
ユーリ「ほら楓、ゼフさんに挨拶した?」
楓「ああ、そろそろ行こうか」
僕たちは次の旅を始める。