プロローグ
僕は今この人生に飽きていた。
別に退屈なわけではない、そしてどこぞの話のように不幸なわけでもない。
毎日は楽しいし友達も面白い奴ばかりだ。しかし考えてほしい。
似たような毎日を過ごしていくだけで、刺激も何もないこの日々を高校3年生になって人生を語るのは早いかも知れないが、そんなのんびりした日々が僕の人生を飽きさせる。
そんな事を考えながら、ただいま下校している僕の名前は枝葉 楓だ。18歳で彼女はなし、好きなものは町歩きという特に何もない普通の高校生である。
?「どうしたの楓?何か考え事でもしてるの?」
枝「いや、別に何もないよ和歌」
今話かけた奴は僕の高校からの友達の一人、菊 和歌菜で17歳の同級になる。肩より少し長い髪をいつもポニーテールにしていて活発な明るい女の子だ。
菊「楓と一緒に帰るのもひさしぶりだね。」
楓「そうだな、受験とか色々あってなかなかお互い都合が合わなかったもんな。」
菊「そうだよ楓はいつも私をまってくれなかったもんね。」
楓「おかげで無事試験合格できたじゃないか。僕が居ると試験勉強の邪魔にしかならないだろう。」
菊「そんな事ないのに」
楓「一緒に勉強するといつも下ばっか向いて勉強に集中しないじゃないか」
菊「それは・・・あの」
菊「楓あのね私ね楓の事が・・・いやなんでもない」
楓「? なんだよ気になるな」
菊「何でもないの!じゃあね」
気になる一言を口にし顔を真っ赤にさせながら駆けだす菊
楓「なんだよあいつは、って和歌危ない!!!」
菊「えっ」
駆けだした和歌の前からものすごい速さで軽自動車が向かってきていた。
楓「くそ、和歌ーー」
菊「キャーーーーーーーーー」
楓は急いで駆けだし菊の背中を強く押しとばす
楓(僕はここで死ぬのか、ごめん菊)
ききぃぃぃーーーーー ドンと、強い衝撃が楓を襲った。
町人「だれか救急車だー学生が轢かれたぞ――」
菊「嘘でしょ楓ねぇいつものように笑ってよ楓!ねぇ起きてよ・・・」
菊「楓ーーーーーーーーーー」
初めて小説を書いていきます頑張るぞーー(*^_^*)