1-転生したらネズミちゃん
二つ目です。
俺の名前は齧歯 塁といい、平凡なサラリーマンでただのオッサンだった。
なぜ過去形なのかは、今現在ネズミに転生しているからであった。
「ヂュ~~~~~」「何でや~~~~~」
子供の頃は、弄られて嫌で嫌で仕方なくて泣いていたが大人になるにつれ無くなってたのに転生したら此れかい!
転生したやつ出てこいや!奥歯ガタガタ云わしたるぞ!
ハァハァ、ハァ~、落ち着け、落ち着け深呼吸して思いだそう。
なぜこうなったかを。
確か遅くまで残業して終わり、そして自宅までの道を歩いていた。
よし、ここまでOK。
自宅の近場の街頭が少ない道で、突然後ろから何かに押されて振り向いたらフードを被った男が包丁を持っていた。
その包丁の先端部分には水見たいなのがついていた。
段々思い出して来たぞ、それが自分の血だと最初は解らなかったんや。
だけど妙に背中が熱く痛みが来て初めて自分が刺されたと気付いた。
その時のソイツの顔は笑ってた。
それが妙に腹が立って殴ったら倒れて気絶したんだったな。
その後目の前が暗くなってきて、気付いたら洞窟見たいな場所だったと、
「チュ~~~」「ハァ~~~」
でも、暗くなる前に男の下が光ってた気がするんだが、ソイツのせいで死んだのは確かやし、気にせんとこ今は自分のことが大事や。
と思い自分の事に目を向けるのだった。
かなりお怒りです。
イジメダメは鉄則なのにやった女性は悪意ありまくりですね。