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ちょっと年上の女の子  作者: らすく
第2章 修行
78/319

ドンと真紅、ふいーる・・・・

 (・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 飛行機の中は、やはり退屈を感じるのです。

 隣にいた桜さんは、例の如くいつの間にやらいなくなっていました。

 僕は寝るのにも飽きてしまい、退屈していました。

 どうやら僕は、退屈をしのぐ術を十分に持っていないようでした。

 (うむむ・・・・・。)

 何もしないのがこんなに辛いことだとは、自分の人生において初めての発見でした。

 (本でも持ってくれば良かった・・・・・・・。)

 自分は読書は嫌いではないのですが、本を持ち歩くという事まで頭が回らなかったのでした。


 (お・・・・・・・)

 席の前にモニターがあり、どうやら映像が映るようでした。

 僕はフィーリングで、そのモニターの操作をしました。

 (おお・・・・・・・!)

 チャンネルを変えると、映画などが流されていました。

 (これならしばらくは、退屈しないで済みそうだ・・・・。)

 僕はホッとして、映画を見ました。

 その映画のタイトルは、<サラマンダーへの道>・・・・・。

 ジャッカー・チン主演の、カンフーアクション映画です・・・・・。

 (・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。)

 なんだか、あっという間に映画は終わりました。

 時間を感じないくらいに、集中していられたということでしょうか・・・。


 (ふう・・・・・。)

 引き続き他の映画を見ることも出来るのですが、すぐにはその気にはなれませんでした。

 そして・・・・、僕は何気に周りを見回しました。

 あんまり人の顔を見るのは、失礼だとは思うのですが・・・。


 僕の隣には、キャップをかぶった中学生くらいの可愛らしい顔をした男の子がいました。

 やはり日本人なのでしょうか。

 ひょっとして、一人でアメリカにいくのでしょうか?

 さらにその横には、フードを被った東洋人の男性がいました。

 (うーん・・・、顔が見えないとなんだか不気味だなあ・・・。) 

 人の顔を眺めて、勝手に色々想像する僕なのでした。

 しかし、その平和な時間は突然に奪われることとなるのでした。


 「hghjrspjgsrjg!!!!!!!!!!!!」

 一体、何なのでしょうか?

 いきなり後部の座席の2人組の男性が立ち上がり、どこの言語かわからない言葉で叫んでいました。

 数十秒で、僕は今置かれている状況を把握することとなりました。


 ================ この航空機はハイジャックされた ==============


 この局面を知った乗客は慌てふためき、機内はパニック状態になりました。

 「jzpdjrkgkgjg@b@slkmx!!!!!!!!!!!!」

 ハイジャック犯の一人が、恐らく拳銃のようなものを右手に持ち叫んでしました。

 どうやら乗客を黙らせようと、ハイジャック犯は威嚇をしたようです。

 その様子を見た乗客達は、とたんにシーンと静まりかえりました。

 僕も命の危険を感じて、平常心を完全に失いつつありました。

 こんなピンチなのですが、桜さんは現れません・・・。

 僕は現実に耐えられなくなって、目をつぶってしまいました。

 その時、僕の暗闇の前に光に包まれた女性が現れた・・・。

 その女性は、とても大柄でした・・・・・。

 なんだか、ギリシャ神話にでも出てくるような格好・・・。

 これは、いわゆる女神様という女性なのでしょうか・・・?

 

 「ドンとしー、ふいー・・・・!

 ツツツ!」

 いきなり女神様は、僕に向かってしゃべり始めました。

 しかも、その女神様は途中で舌をかんでいた様でした。

 「だ、大丈夫ですか?」

 僕は、とても女神様が心配になりました。

 しかしそれにもめげずに、女神様はもとい、台詞を言い直した。

 「はあ、はあ・・・、ようし・・・。

 ドンと真紅、ふいーる!!」

 彼女は、それでも良く分からない言葉をお吐きになりました。

 「は?はい!?」

 まるで意味の分からない僕は、なんと反応して良いのか分かりませんでした。

 「ん!」

 女神様は、頭上に両手で輪っかを作って・・・、次第に消えていきました・・・。

 「も、紅葉さん!」

 とうとう女神様は、消えてしまいました。

 (一体、女神様は・・、いや、紅葉さんは何が言いたかったのだろうか・・・。)

 しかし、その疑問はじきに解決することとなります。

 

 ================== ガタン!! ====================

 

 先ほどの僕の2つ隣の、フードを被った男性が突然席を立ちました。

 (いきなり立ち上がったら危ない!!)

 僕は拳銃が発砲されないかと、気が気でありませんでした。

 「gisrjaegmokmp!!!!!」

 予想通りにハイジャック犯の2人は、驚いてフードの男性に銃口を向けました。

 しかし、その時!!

 

 ============== シュバッ!!!シュバババア!!!! =============

 

 (・・・・・・・ええ!?)

 僕は、あまりの素早い出来事に呆気にとられていました。

 なんとそのフードの男性は、瞬く間にハイジャック犯をやっつけてしまったのでした。

 しかし、僕の驚きはそれだけでは終わりませんでした。

 「ああ!!」

 その男性のフードがめくれて、その素顔がさらされました。


 ハッ!!

 いつも間にか、桜さんが僕の横に再び姿を現していました。 

 「Don't think.Feel.」

 不意に桜さんは、なかなか綺麗な発音で、英語をしゃべりました。

 (そうか・・・。

 紅葉さんの言いたかったことは、そうゆう事だったのか・・・。)

 なぜなら、そのフードの男性の正体は・・・、

 世界的なカンフーアクションスター・・・・、ジョッカー・チン・・・・・・!!

 

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