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ちょっと年上の女の子  作者: らすく
第一章 旅立ち
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セクシー紅葉さん

 今日も、テニススクールの控え室で僕は一人でたたずんでいました。あいかわらず、とても眠たいです。

僕は、うつらうつらと首をガクンとさせていました。

 

 カチャっ。今日も紅葉さんがレッスンを終えて、入室してきました。

なんだか、紅葉さんは遠い目をしていました。(あれ、今日の紅葉さん雰囲気違うぞ・・・。(昨日は幼児後退した紅葉さんが登場しましが。))


 「ふう・・・・」紅葉さんは、大きなため息をついて椅子に座りました。

そして、髪をゆっくりと掻き上げました。

「んん・・・。」仕草と声が、やけに色っぽいです。

「ああ・・・。」小さな吐息が、こぼれだしてきました。

なんだか、紅葉さんの様子がおかしい。

「!?」紅葉さんの顔が上気しています。はっきり言ってとても、妖艶な表情です。

(紅葉さんは、この小説を成人指定にするつもりですか・・・。)


「熱い、熱いよ・・・。」紅葉さんは襟を動かしながら、平手をぱたぱたとしていた。

僕は、気がつきました。(また今回の話も夢オチじゃないか・・・。しかも今回の紅葉さんはセクシーバージョンときているし。)


「はいはい。」どうせ、これは夢なんだ。なんでもありの世界なんだ。

僕は紅葉さんをまともに相手にするつもりがなくなりました。

「ん、熱いー。」紅葉さんは今日もポロシャツを上げて、前をはだけました。

はいはい、その程度で動じたりなんかしないぞ。僕は我慢して、無視を継続しました。


 「下も・・・」紅葉さんは、なんとスコートにも手をかけました。

「いや、それはいくら何でもまずいですよ!!」僕はたまりかねて、立ち上がりました。

(紅葉さんは、この小説のジャンルを変えたいのですか・・・。)

 

 僕は、今日も紅葉さんの脱衣を阻止しようと試みました。

しばらく、もみ合いになったあと、紅葉さんは僕に倒れかかってきました。

僕は、モロに壁に後頭部を打ち付けました。

「ぐああっ!!」僕は、悶絶しました。


(!!!!!)夢じゃない・・・。これは、夢じゃないんだ。僕は目が覚めていませんでした。

(紅葉さん苦しそう・・・・。)僕は、紅葉さんの額に手のひらを当てました。

「熱い!紅葉さん、熱がある!」紅葉さんは、体調が悪かったんだ。

僕は、紅葉さんに服を整えさせました。そして紅葉さんを抱きかかえ、タクシーで病院に連れて行きました。

「お姫様だっこ・・・」紅葉さんは、目をつぶりながら呟いていました・・・。

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