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ちょっと年上の女の子  作者: らすく
第1章 旅立ち
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紅葉さんと、僕と子供達と・・・

 今日もテニススクールでコーチ業にいそしみます。ちなみに僕は最近は紅葉さんと一緒に、スクール生を教える事が多くなりました。


 「さ、巳波君、私たちの出番だよ。いこう、いこう。」

紅葉さんは、コーチをするときも試合の時のように、ポロシャツとスコートです。ちなみにカラーリングは白地に紅色の模様が入っています。やはり紅葉さんは、自分の名前を意識しているのでしょうか。

そういえば、普段着もスカートでパンツルックのときを見たことがありません。

(紅葉さんって、格好は女性らしいんだけどな・・・・。)

「は?巳波くん、なにか言った?」

 

 今回はジュニアクラスを担当しました。ジュニアクラスでは、主に小学生くらいの子達を指導しています。レッスンが始まりました。子供達は元気で、何をするのも一生懸命です。

 しかし、紅葉さんと一緒にいると子供達はとても小さくて可愛くみえます。


 実は、紅葉さんは女性としてはカラダが大きいです。身長は176センチもあります。(ちなみに僕は172センチです。)

 それでも、紅葉さんは割と学生っぽい顔立ちなので、同年代の女性よりもむしろ若く見えるかも知れません。


 「はいはーい。愛ちゃん、よくできたね!小次郎くんはもうちょっとだねー。」紅葉さんは、、子供達にはとても優しいです。

 「やっぱり、子供はかわいいないなあ。」紅葉さんは何気に呟いていました。紅葉さんの子供達をみる表情はとても和やかでした。僕は、紅葉さんにもこんな顔があるんだな、と改めてかんじました。さらに紅葉さんにも、母性はあるんだなと思いました。

 

 「ん?、巳波くん、それどうゆう意味よ?」

紅葉さんは、やはり僕の考えていることが分かっているようでした。(なんで、僕の考えていることが分かるんだろう・・・・。)


 もう一つ、僕が紅葉さんを観察して気づいたことがありました。

子供達はまだ発展途上なので、紅葉さんや僕に対してとてもばらつきのあるショットを放ってきます。

僕は時たま、激しい荒れ玉を放ってくる子供達に上手く対応できないことがあります。

 しかし、紅葉さんはレベルが違います。子供達が、いかなるコースでも、いかなる強さのショットを持ってきても・・・・。紅葉さんは優しく、子供達のラケットが届く場所に返してしまいます。

 (これは、すごい技術だ・・・・。こんな事、実際の試合でやってしまったら・・・・。紅葉さんは、簡単に対戦相手がとれない位置にショットが打てるんじゃないだろうか・・・。)


 今回も無事にレッスンが、終了しました。今日は、とてもほのぼのとした気分になりました。

レッスンの最後に、コーチとレッスン生は、軽いミーティングをします。


 「愛ちゃん、今日もよく頑張ったねー。えらいえらい!」

 紅葉さんは、愛ちゃんという女の子の頭をとても優しくなでました。

 紅葉さんは大きいので、しゃがまないと女の子をなでなでできません。(なんだか、紅葉さんのそうゆうところも微笑ましいです。)

 「小次郎君、あと少し、あと少し!」

 今度は、男の子の頭を優しくポンポンしました。そして・・・・・。


 「巳波くん、よくできましたねー。」

 紅葉は、今度は僕の頭をなでてきました。しかも、とても優しく・・・。

 子供達の、ワハハッという笑い声が爆発しました。

 (子供扱いですか・・・。)

 僕は、とても複雑な気持ちになりました。

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