王様
ここは王城。
「さて、ウルさん、今回の権引き受けてくれてありがとうございます。」
「いや気にしなくていいよ。」
トントン
「王女様、王様がおつきになられました。」
「わかりました。」
さぁどんな王様が出てくるやら。
「やぁ君が妻を救ってくれるウル君だね。」
そこにいたのは。
「えっとフランシスカの弟かな?」
そうひげもじゃ王様ではなく、見た目10歳くらいの男の子がいた。
「はははは正真正銘フランシスカのお父さんんだよ。」
まじかよ、エルフかなんかなのか?
「あの、エルフとかですか?」
「まぁ不思議だよね、うちは何故か王が年を取らずに全員10歳の見た目なんだよ。」
開発!誰の趣味だ!現実にいないからって調子に乗りやがって!
急に王様が真面目な顔で
「それで、本当に救ってくれるのかね?」
「まぁできると思いますよ、俺達異人は死なないし。」
「そうか、報酬は何がいいのかね。」
そうか、何がいいかな。
「宝物庫の武器を1つください。」
「そんなことでいいのかね?」
「そうですね、俺にとっては、大事です。」
俺の刀みたいな掘り出し物あるかもしれないしな。
あっ忘れていた、あいつのことを。
ウルは笑った、一番の最優先事項、副団長のお仕置きだ。
「あっそれともし依頼が達成した時に騎士団の副団長をやめさせていただきたい。」
「なに?あの男が何かしたのかね。」
「はい、私を罪人に仕立て上げようとしました、およよよよ」
くくくく俺を公衆の面前で罪人呼ばわりした貴様に思い知らせてやる、俺にちょっかいを出した奴の末路を。
「それとこのことは、俺が以来達成するまで内密に。」
「わかった、あの男は前々から少しあれだったでな、ちょうどいいであろう。」
「それとなぜ王女が狙われたか、聞いてもいいですか?」
すると帝国の王子がフランシスカのことを好いているて、求婚をしたのにもかからわずフランシスカが断り嫌がらせをされていたという。
そして今回、本気で昏睡の呪いでフランシスカを眠らせ、脅そうとしていたらしい。
なんか俺だけクエストハードル高くない?
国体国になるんだけど。
クエストではありません
「あっあの、もしお母様が治ったら、その、今度は一緒に城下町を回ってくれますか?」
どうしようかな、正直回る利点がないけど、いやある!あれだな。
「いいですよ、回りましょう。」
王女が嬉しそうに笑う。
ウルが黒い笑みをする。
それを見ている王は、何が何だかわからない。
そしてそばで見ているメイドは冷や汗をかいている。
今この場はカオスと化している。
「じゃぁ俺は行きますね。」
「そうか、それでは「やめてください。」ん?」
「俺は頼みごとを頼むといわれるのがあまり好きではないので。」
「そっそうだったか、ではまた。」
「ウルさん、お母様を、いえ、まってます。」
「おう、じゃぁなフランシスカ様。」
すると嫌そうな顔をするフランシスカ。
「フランシスカと呼んでください。」
「ん?じゃっまたなフランシスカ。」
「はい!」
無邪気な笑顔のフランシスカ。
それを見て王様が笑う
「ほう」
そうか、フランシスカも好きな人ができて何よりだが、
「フランシスカ」
「はい、なんですかお父様?」
「奴を落とすのは少々難しいと思うよ?」
「ソっそんなこと思っていません!」
フランシスカは急いで部屋に戻っていった。