宵の明け星に
あの日あのとき途絶えた感情は
砂になって消える
思い通りにいかない感情の残渣とか
時間に追われて 走り続けて
背負ったものがたいそう重くて
眩暈ばかり、二重にちらつく北極星
あれ?
そういえば、あんな位置だっけ?
ため息を織り交ぜて
月の運行の裏側で
君と目指した向こう側が
薄っぺらいとか
夢の色見失って
世界が狭いとか
正解はシンプルアンサーだとか
まるで、世界の果てまで旅してきたような顔してさ
あなた達が刻んだ皺の数のうちの幾つかに
希望と夢はなかったの?
あの日あのとき途絶えた感情は
砂になって消える
夢の灯りは
月の燈のようにか弱くて
いつも追いかけていたつもりなのに
鮮明なくらい夢見た、星の向こう側が
こんなにも遠くて、儚くて、叶わなくて
人工照明が現実ってヤツを囁くけど
あの日あのときから途絶えない感情
相乗して膨らませて
諦めないから夢なんだって
夢物語を語らうことから
現実が始まるんだって
目指していたのは目印になるわかりやすい北極星じゃなくて
星の海の向こう側に打ち上げた
僕らの僕らたるアカシで
宵の明け星に揺らぐ想いを託すの
迷って悩んで砂にしても
人工照明が僕らの理想を奪っても
忘れられない衝動が
光の速さで打ち鳴らす
あの日あのときから途絶えない感情
相乗して膨らませて
諦めないから夢なんだって
夢物語を語らうことから
現実が始まるんだって
砂にならない感情
どんなに砕いても
僕らの僕らたるアカシで
宵の明け星に揺らぐ想いを託すの