残渣物
腐乱して腐敗いく僕の深層
落ちるところまで落ちたらいい
いっそこの血液の流れ止めれたら
苦痛は和らぐだろう?
空に手を伸ばす
何となく何気なく
焦点の合わない目で
何処へ行く? 何処へ行きたい?
Please,Please
月のクレーターに僕の躰を埋めて
宇宙に広がる星々の断末魔
なんて素敵なミュージック
空に手を伸ばす
何となく何気なく
震えた手で
「キミ、イラナイ」と言われて
朝、目を覚ます
Please,Please
朝陽よ昇らないで 息を吐く
吐き気と一緒に
僕の五臓六府の腐臭も吐き出せたら
何かかわるかな?
変わらないかな?
この惑星は回る
僕の感傷も座礁も挫折も嘔吐すらも無視して
空に手を伸ばす
何となく何気なく
泪は枯れて、目が痛い
空に手を伸ばす
何となく何気なく
どうしようもなく
空に手を伸ばす
彼方の貴方へ届くようなそんな錯覚に溺れて
ますます沈殿していく残渣物
吐き出したら楽ですか?
飲み込んだら毒ですか?
手を伸ばしたら
貴方はすぐ傍にいてくれますか?
実は7年以上前に書いていた過去詩から。
時々、書いた詩を発掘しては、この時のおいらはdんがっているなぁ、と
妙に感心したりするのです。
若気の至りに赤面したりもしますけどね。