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140字の言葉たち【12】
*
空白に吐息をはきかけて
空虚な隙間のようでしょ、行間に込めた感情が?
あなたに伝えたいことの大半が
白い息に消えていって
何も伝わらないまま
立ち尽くして
空白な独白
言葉にならなくて
気持ちを捨てきれなくて
*
単純に笑顔って表現したら
単純になんでもないのに
ありきたりで当たり前で
ありふれていて
何ら変わらない
ただの一瞬の変幻が
君の笑顔で
僕の笑顔に繋がるなんて
そんなことある訳ないのに
当たり前で、ありふれて、代わり映えのしない毎日を
君の笑顔がたただそれだけで
*
君がこねたハンバーグの味についてとか
君が見せた笑顔だとか
君の聞かせてくれる話の全てとか
君の歌にあわせて歌う
ささやかな鼻歌だとか
考えてみると
ぜんぶがぜんぶ、君のことで
君のことだけなんだ。




