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アナログなログで
アナログなログで書き残すのは
感情の残骸と残渣、
精査される事ない破片
書き散らして
収拾もつかない程に
溢れているけど
アナログなログに書き記す
なんでもないことを
何気ないことを
感情に任せて
書いた瞬間に過ぎ去って
恋の詩の裏に
ニクシミとシットとカットウを
甘い砂糖菓子のような言葉で隠してさ
本音なら漏らさない
アナログなログに書き記す
なんでもない言葉で
何気ない言葉で
上の空で
上澄みだけすくって
なんら透明じゃなくて
混濁で、にごりきって
まっしろで。
アナログなログで書き残すのは
感情の残骸と残渣、
精査される事ない破片
書き散らして
収拾もつかない程に
溢れているけど
本音なら
漏らさない