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fire wall
一枚一枚を張り合わせて
一枚一枚が弱くても
君を守る壁になる
だだ それだけのために
ただ それだけのために
生まれてきたんだ
作り上げられた虚構
なんて、甘ったるい平和の中で
偽物だらけのプログラム
1グラムの幸せを見やりながら
眉間に皺を寄せて
抱き寄せた仮想の恋人ごと
火葬されても
それでいいんだと、
諦めと悪意だけ積み上げる人が溢れる
その隙間を抜けて
log in
ずっと探していた
このプロセスも
プログラムなの?
一枚一枚を張り合わせて
一枚一枚が弱くても
君を守る壁になる
だだ それだけのために
ただ それだけのために
生まれてきた理由とか
どうでもいいくらい
泥にまみれても
汚く這いつくばっても
失えないことの
ただ一つ
僕は
君と生きるための
盾になる
連載「限りなく水色に近い緋色」
爽君の心情テーマとして、言葉遊びしてみた次第。早く続きを書けって、話しではあるんですが。