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危険状態の第二王女と鳥のテンダー


書き上がりです。

今全体的な話の改稿をしていますが、

気が付いた誤字直したり、一部表現を変更していたりしますが、話の流れは変わらないので、大丈夫です。


 トワが急ぎ王都に戻ったきたが事態は急激に変化していた、ホークはトワにメッセージを残して既に王都から、去り第二王女であるステラはホークの撃ち込んだ銃弾により意識不明の状態になっていた。


「バカ野郎が」


「お父様やめて」


 王宮に着き謁見の間で国王に会った瞬間にトワに掴み掛かられた、国王のベガにぶん殴られたトワ、トワからすれば難なく避けられる拳であったが敢えて王様の拳を受け止めた、今回の件はトワの責任ではない、しかし、ことの発端であるのはトワに関わりが有るホークがしでかした事であり、元部下の責任を取る為に敢えてトワが避けなかった。


「・・・気が済みましたか?、なら次の行動を、彼奴が言っていた巨人の残骸は何処に?」


 何度かの深呼吸をして落ち着きを取り戻したベガは、用意されたお茶に手をつけて口を湿らせて話を始める。


「王都を襲った巨人の残骸はどうするか協議され色々な意見が有ったが、ひとまず巨人の残骸は魔道研究所で保管、研究をされる為に研究所の保管庫に運び込まれたはずだ、すまないが気持ちの整理の為に少し休ませてもらう、必要な物はマリアに頼むといい」


 ベガ王は付き人に寄り添われて謁見の間を後にする、マリアが近づきトワにハンカチを差し出す、殴られた時に口を切っていた様だ、マリアからハンカチを受け取り口から垂れた血を拭き取る。


「すまん、血で汚れたな、別な物を用意する」


 「汚れる物ですから」とトワからハンカチを剥ぎ取りしまう。


「別な物は用意する、それよりも今は魔道研究所って何処に在る?」


「危険物を扱う魔道研究は城壁の一番外れに建てられています、馬車を用意するのでお待ちください」


「待てマリー、自分だけ単身で動く事になる、そのため馬車はいらないし、移動手段はこっちで勝手にする、それよりも魔道研究所に巨人の引き渡しの書類を用意してくれ」


「は、はい、直ぐに準備します少々お待ちください」


 トワは時計を取り出して確認する。


「ああ、時間が掛かるのならば、その間にステラに会っても構わないか?」


 マリアはトワの言葉を聞いて、威儀を正してお辞儀する。


「妹をステラの事を宜しくお願いいたします」


 トワはマリアの肩を軽く叩き、小さな声で「大丈夫だ、任せろ」と言って謁見の間を出ていく、その足でステラの寝室に向かう。


 ステラの部屋の前に着いたトワは扉を三度ノックして返事を待つ。

(突如217ニーナのマナー講座、二回のノックはトイレなど空いているかの確認する為のノックだよ、部屋に相手がいると思う部屋に二回だと空いているか確認は変だよね、その場合は三回、もしくは4回だよ、3と4回の違いはね、三回は家族・恋人・親しい人物に対してで、4回は儀仗的や公の場ではこちらが正解、日本での面接等は三回でもオッケーな会社もあるよ、欧米等の面接では正式の4回ノックだからね、よく小説で部屋のノックを二回って書いてあるけど、間違えなので覚えておくといいよ、以上217ことニーナのマナー講座でした。)


 少し待つが返事は無い、メイドなどの気配も感じ取れ無い、もう一度ノックをするがやはり返事が無い、扉の取っ手に手を掛け回し部屋に入ると、ベッドの上で苦しむステラが横になっていた。


 ステラは隔離されていたのだろうか、だから部屋の返事が無かったのだ、部屋は遮光され薄暗く微かにカーテンから入ってくる光で位置関係は分かる程度の光量になっていた。


「う、うう、ああ」


 ステラに近づきモノクルデバイスを取り出して状態を確認する、肩に撃ち込まれた弾丸の弾それ自体には殺傷力無い、弾の種類を確認すると蚊の一刺モスキートバレットが使用された様だ、モスキートバレットは暗殺に使用されたり、バイオハザードを意図的に発生させ局地征圧に使用される、連邦条約で現在使用禁止になっている、なお弾に薬剤の変更することで治療に使用することは許可を取れば使用可能である。


 ステラの体は意識が朦朧して、体の機能不全を起こし弱っていくタイプの薬剤を撃たれたようだ、感染の恐れはなくターゲットが一人の場合に使用される暗殺用の薬剤の様だ、この手のタイプは解毒するには専用の薬剤を使用しなければ、最悪、死に至る、現在所持しているタイプのナノマシンでは治療は出来ない、応急措置として症状の遅延させるタブレットを取り出す。


 トワはついでにブレスレットを操作して、念のために使用していたクリアフィールドを解除する。

(クリアフィールドは空気感染や飛沫感染の恐れがある場所、場合に使用する、使用者の周りに膜を張り外気などを遮断する物で、簡単言えば持ち運び出来る携帯空気清浄機である)


「ステラ、ステラ、聞こえるか」


「と、ト・ワ・・・くん・・?」


 ステラの肩に手を差し込んで首を支えながら起こす。


「ステラ、無理をしてでもこれを飲むんだ、これで幾ばくかは楽になるはずだ、・・・すまんステラ、君を巻き込んだ」


「へん、だな、トワくん、なんで、ここに・・・うぐ」


 タブレットをステラの口内突っ込み、ナイトテーブルに置いてある水差しからコップに水を入れ、それをステラに飲ませて、タブレットを飲み込ませた、トワは再びステラを横にして、じきに眠るステラの額に手をやる。


「お休み、ステラ、次に目が覚める時には元気になっているよ」


 ステラにトワの言葉が、聞こえているか分からないが、声を掛ける、しばらくして、トワが飲ませたタブレットのおかげでなのか、ステラの呼吸が穏やかになり、眠りに就いた事を確認したトワはステラの額に置た手を離して部屋を出る。


 部屋の扉を開け出ると、そこにはマリアが待っていた。


「お待たせしました、こちらが書類になります」


 差し出された書類を受け取り、確認して服の内側に付いているポケットにしまう。


「ステラは今、薬が聞いて眠っている、自分の事が信じて貰えるなら、ステラの病が移る心配は無いから側にいてくれマリー」


「私はトワ様を信じますし、それにステラは私の妹ですから苦しんでいるなら側にいます」


「そうか、そうだな・・・ああ、心配するな無事にステラを助ける、それじゃ行くよ」


「はい、行ってらっしゃいませトワ様、無事をここからお祈りさせて貰います」


 トワは城外を目指して歩き出す、一路魔道研究所へ向けて。


ここまで読んで下さってありがとうございます。

気が付いた事や疑問点があればお気軽どうぞ。

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