魔都に漂う者 9 出逢い
台詞がほとんどありま~ん
血塗れのあとは癒し系で行こうかと
夜が明けて、無事だった従者と護衛達と合流してから、マリアとキティは馬車で寝させた、流石にツペェシュ男爵の屋敷で憔悴したので落ち着くまで側にいてやり、直ぐに寝息を立てて眠った。
ツペェシュ男爵の屋敷で亡くなった従者と護衛達を無事だった従者達で埋葬してやる、従者達は知り合いが亡くなって泣き崩れている者達などがいた、取り合えず大丈夫な者に早馬で王都まで伝令出てもらう、トワは数人でツペェシュ男爵の屋敷を捜索する事になった。
屋敷でマリアとキティの私物を回収するだけで、食堂、浴場、ラウンジ、客室、客間があったが特に一階は何もなかった、二階に上がると娯楽室、書斎、ツペェシュの寝室、従者の部屋があった、従者の部屋にはツペェシュ男爵は百年以上前に亡くなっていた記述が残っていた、記述を見ると亡くなる数年前から地下室の特別に作った一室で何か怪しげな儀式をやっていたと記載されていて、ツペェシュが死んで三日後に記述は途切れていた。
書斎を観たが特に変わった本は無いとトワに付いてきている、従者の一人が言った、二階の調査が終わって、地下室に入ると調理場、ワインセラー、貯蔵庫などかあったが従者の記述有った部屋は見受けられなかった、トワは従者達を引き上げてさせてから、モノクルを取り出して地下の構造を調べると廊下の奥の壁に封鎖されらた部屋を見付ける。
トワは腰のアイテムポーチから軟カプセルの様な物を取り出して壁の隙間に埋め込む、トワが取り出したのは指向性型爆弾で一度目の操作でカプセル表面が溶けだして、二度目の操作で爆発の方向と威力を操作出来る、未来型爆弾である。
トワは壁を廊下側に爆発させる、爆破で舞い上がった粉塵が晴れると扉が現れた、扉にはトラップがありデバイスで構造解析して難なく解除して扉を開け部屋に入ると、部屋の中央には魔方陣が描かれてあり、この魔方陣は一階に描かれていた魔方陣と同じだった、部屋の机には悪魔の契約方法や魔方陣の事が書いてあり、分かった事はこの魔方陣は悪魔と呼び出すのに使用する事、生贄として若い処女の女性いる事が解り、悪魔と契約が百年で終わる為に、今回、丁度よく訪れたマリアとキティが標的にされたことが解った。
部屋を調べると隅の方に布で覆われた機材を見付ける、横にあった研究記録書には擬似的に若い処女を制作する研究と頓挫した事が書いてあり最後の一文には、これは失敗作だと書き殴ってあった、機材の布を剥がすとそこには生まれた姿の若い女の子が容器の中に浮かんでいた。
ツペェシュは悪魔思想だったが、それの反面に腕のいい錬金術師だった様でこの少女はホムンクルスだがツペェシュの研究書をトワの知識に照らし合わせると体外受精で育てた試験管ベビーで、百年前に終了した研究で驚く事にコールドスリープと同じ様な技術で保存されていた為に少女は百年の間ここに存在した、ツペェシュに忘れ去られ王都の人間預ければ研究の対象にされるこの少女見て、トワは機材を操作して容器の液体を排出して少女を出すと、数回ほど咳をして液体を吐き出して目を開きトワを見る。
「あ、貴方が、わ、私のま、マスターですか?」
「そうだ」
少女は目を見開いてトワに抱き付いた、トワは外套を少女に掛けてやり、この少女を守って上げると言うと、少女は笑顔になってまた抱き付いた。
これがホムンクルスの少女とトワの出逢いだった。
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