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討伐報告3

沢山の閲覧感謝です。

 がらんどうとしたギルド内を討伐報告するため受付に向う、チーチェ達はギルド内に有る食堂で待ってて貰う事にした。


「いらっしゃいませ、どの様なご用件でしょうか?」


「魔物の素材を換金しに来た」


「では、奥のカウンターに換金を希望される素材を置いてください」


 指定されたカウンターに向かうと此処は死角になっていた、なるほど換金して報酬の金額などの情報を晒さないための処置なのだろう。


「では、素材をこちらに」


 言われた通りにレッサーウルフやゴブリンなどの素材を置いていく。


「随分と多いですね」


「そうか?」


 ギルド職員に言われたが、どの位が普通の量かは知らない、レッサーウルフなどの素材を置き終わり最後にハウンドウルフの牙とコア提出する。


「以上だ」


「はい、少しお時間頂きますのでお待ちください」


 しばらく待っているとギルド職員が血相を変えて走ってきた。


「すみません、支部長がお会いしたいと申されているのですが」


「王都に帰るから、そんなに時間が無いのだが」


「そこをなんとか」


「そうだな、換金した金額を先ずは貰ってから、会ったらすぐに帰るぞ」


「は、はいそれで構いません、今お持ちします」


 ギルド職員は奥に行き直ぐ様戻ってきた。


「此方が換金した金額で、こちらが明細書です」


 ギルド職員から硬貨の入った袋を受け取ると、ギルド職員が「どうぞ此方へ」と案内をされて支部長室の前に来る、ギルド職員がノックをして「連れて参りました」と言うと一呼吸おいて中から「入れと」声が掛りギルド職員が扉を開ける。


 支部長室の中に入るとギルド職員は失礼しましたと退出していく、支部長を見ると昨晩会ったシュパーレが席に座って事務仕事をこなしていた。


「君がハウンドウルフの素材を持ってきたのか?」


「そうだ、昨日あんたに報告しようとしたら、明日にしろと言われたが」


「そ、それは済まなかった」


「それで話はなんだ?、時間が掛かることなら、悪いが王都に帰らなくてはならないから断るぞ」


「いや、時間は取らせない、話はいたって簡単だ、ハウンドウルフと戦闘を話して貰えないか?、勿論、他言無用にする」


「それくらいなら」


 自分はシュパーレにハウンドウルフとの戦闘を話すとシュパーレは、神妙な面持ちになる。


「まさか、ハウンドウルフを単独撃破だったのか、いやしかし、なら大丈夫か?」


 シュパーレは独り言を呟き自己完結しているようだ。


「おい、勝手に納得しないでくれ」


「ああ、済まない、君の強さを見込んで頼みたいことがある、ちょっと待っててくれ」


 シュパーレは席を立つと、壁に掛けてあるギルドのシンボルの前に立ち何やら操作をすると壁の一部が開き中から箱を取り出し机の上に置く。


 箱を開けると中には卵のような物が入っていて、シュパーレは卵のような物を手に取りトワに差し出す。


「これは?」


「常世の卵と言う名前と強者と世界が関係していて、それで卵が還るらしい事しか分からない」


「何故自分に?」


「私はこう見えて学者志望だったんだが家の事情で冒険者に成って、いつの間にかに支部長をさせられていてな、今じゃこの支部の持ち場から離れられないくて、若い頃に手に入れたこの常世の卵が気になってしょうがないだ、ハウンドウルフを単独撃破出来る実力と初級冒険者の君なら、まだ何処の部署のギルドにも抱えられていないから、足取りも軽いと思って君に託したい」


 シュパーレの話で衝撃的だったのは、これだけのガタイで学者志望だった事に驚く。


「わ、分かった預かろう」


「それでもし卵が還ったら私に見せてくれないか」


「ああ、それだけなら構わない」


「ああ、ありがとう、話は以上だ済まないね時間を取らせて」


 シュパーレから解放されて、チーチェ達と合流して、今回素材で得た報酬を四人分に分配する。


「トワさん、やけに多いのですが?」


「均等に四人分だろう?」


「師匠、もしかしてハウンドウルフの分も入ってます?」


「当然だろう」


「トワくん、それは受け取れないよ、私達ハウンドウルフと戦闘してないし」


 受け取れないと言う三人をトワは聞く耳を持たないでいて、三人が折れて報酬を受け取る。


「じゃあ、私はここでね」


「お元気でコロラ姉さん」

「王都に来たら、私は魔法ギルドにいますので会いに来てください」


「コロラ、君の声が好きな、また歌を聴かせてくれよ」


「え、あ、うん、またね」


 手を振ってトワ達を見送くるコロラ、トワ達はアルタ達と合流して馬車に乗り王都を目指す。

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