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闇に潜むもの

お待たせした、え、待って無い

予定していた戦闘回です


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 マリアとステラが部屋に入って来ると、寝ていたアリアナとエリザが目を覚ましてくれた、二人を起こさないように座っていたら体がバキバキする。

 マリアの距離感が少し遠くになった様で、こちらから一歩近付くと一歩後退る。

 しばらくはマリアと距離を取って落ち着くのを待つしかないのか!?


「マーニャお姉さま、テレテレですね」


 扉がノックされたので出ると、そこにはキティがいたので部屋に招き入れた。


「いらっしゃいキティ」


「ど~も~ステラ」


「仲が良さそうだな」


「同じ第二王女だしね」


「うん?」


 ステラの発言でキティを慌てて見る。


「あれ?キティ言ってなかったの?」


「それはやっぱり、来たメイドが王女だったら引くでしょ」


「え~と」


「あー、ごめんごめん、キティの名前はキャサリン・テド・リガイで僕と同じ様に獣人族の第二王女様だよ」


「いやいや正気か、身元不明の旅人に付くメイドが王女って」


「レイにぃの面影がある旅人って言うことで、メイド達が挙ってやりたいのを制したのがキティだからね、むしろやりたくて来たから問題ないでしょ」


「どれだけレイってヤツは人気なんだ?」


「どれくらいと言うと、各国の権力者等がそれこそ挙って婚姻したいと言うぐらいかな」


 トワはレイに似ているだけだが外套のフードが外せないだろうがと思ってしまったが。


「外歩けないだろうそれじゃあ、似ているだけだからまだいいのか?」


「そうだね、あまり外ではフードを外さない様にすればいいし、権力者達は、まあ単身でダンジョン攻略しなければ大丈夫だよ」


「レイってヤツは単身でやったのか?」


「うん、比較的に簡単な分類だけど、それでも10~20人で攻略するからね」


「なるほど、気を付けるよ」


 残花の祠を1人で攻略しようとしていたので、何かしらの対策を練らないとな。


「ねぇ~キティちょっとこっち」


 この部屋の女子が集まって何かしらの話をしているが、男のトワが首を突っ込むと大変な目に遭うのは分かりきった事なのでソファーに座って待つ事にする、アリアナとエリザとてとて歩いてきて先程と同じ様に左右に座る、この幼女二人には早い話なのかもしれないな。

 そうこうしていつの間にか夕食の時間になり、食事が終わって皆で風呂に入る時にステラが冗談で一緒に入ると聞いてくるが丁寧にお断りする、マリアは顔を赤くして、キティは安堵の表情を浮かべ、アリアナとエリザは残念そうな顔をする。

 ステラとマリアとエリザの部屋で就寝すると言ったらキティもここで泊まって行ってとマリア達が部屋に連れ込んでいった、就寝する時は護衛の為に廊下にいると伝えるとお城だから大丈夫だよ、だから一緒に寝よとアリアナが言ってくる。

 それだと護衛ならないと言おうとした時に、今日の昼に読んだ本でアリアナ達が気に入ったセリフを思い出し片膝を付けてセリフを言う。


「今宵、貴女を護る盾になり、悪いもの全てから、その身をお守りしますのでお姫様安やらかにお眠りください」


 セリフを言い終わると部屋の中は静まり返った、トワはやっちまったかとそそくさと部屋を出ると今度は部屋の中が騒がしくなったが赤面もののセリフに対してのコメントを聞く気にはならないのでおとなしく護衛始めた。



***


 人々が寝静まった頃に音もなく走るし集団がいた。


「ボス今回の仕事はなんだか拍子抜けですね」


「当たり前だ、我らの姿は魔法で見えてないからな門番・衛兵が気が付かないから今なら国王の首切りも出来るだろよ、よっぽどの魔法の使い手がいない限り大丈夫だな、まあ、いてもたかが魔法使いだ」


「第三王女には悪いが、まさか城で暗殺されるとは思いませんぜ」


「教会の警備態勢の方が今は厳しいからなこんなチャンスは他に無いだろよ、しかも第三王女も被害に遭えば、溺愛している娘を傷つけられたと国王が教会に対して何かしらするだろな」


 目的地の近くになると部下の1人が慌ててボスと呼ばれていた男に声掛ける。


「ボス大変です城外から侵入する者達からの連絡が途絶えました」


「敵に感知系魔法の使い手と弓の名手がいたか!?」


「分かりません、外套を纏った1人が何かしらの魔法を放ったと最後に通信が途絶えました」


「1人だと‼、たかが1人に有明の翼が誇る暗部が殺られたのか!?」


 チィと舌打ちをして目的を遂行するために急ぐ、情報通りならこの奥に第三王女の部屋が有るはず。

 扉の前で外套を纏ったやつが仁王立ちで待ち構えている。

 部下の数人が暗器を投擲したが届く前に弾かれた。


「防御魔法か!?」


「去れば追わん」


「貴様、何故見えている」


「もう一度だけ言う、去れ」


 外套の人物が警告する、どうやら男の様だがこちらは撤退は無いので魔法を解いて姿を見せて正面から斬りかかり、まだ姿を現してない部下が外套の男の左右から斬り掛かろうとした時に男が小さな声で呟く。



「システム起動|Laplace's demon《ラプラスの悪魔》発動・・・目標制圧までシステムを続行」


 左右から斬りかかった部下の首に手を当てると首が折れ力なく崩れ落ち姿が現れる。


「不可解な力を使いやがる、しかも姿消しで消えている奴らが見えていやがる、どうなっているんだ奴の回りから魔法の波動が感じないぞコイツ」


「ボ、ボス」


「ええい、狼狽えるな数で押せ」


 外套の男に次々と黒衣の集団が襲い掛かるが、徒手空拳で次々に倒れて動かなくなる。

 男の動きに会わせて次々と首を差し出している感覚に囚われる、男はまるで踊るように屠っていき遂にボスと呼ばれていた男だけになった。


「この化け物め、何故そのナイフを使わん」


 黒衣の男が外套の男に向かって叫ぶ。


「お姫様達がお休みの部屋の前を血で汚したく無いだけだ」


「クソーがーー」


 黒衣の男が突っ込んで行くと外套の男は黒衣の男を首切り投げで地面に叩き付けると動く者が外套の男だけになった。


「 目標制圧完了|Laplace's demon《ラプラスの悪魔》起動終了・・・エネルギーシステムチャージ開始」


 外套の男は壁に寄りかかって衛兵を待つ事に。


 少しして衛兵が集まって黒衣の男達を運んでいく。


「護衛任務お疲れ様ですトワ様」


「ああ、それとこの建物の一階周辺にもいるからよろしく、運ぶ際は静に運んでくれ、お姫様達はおやすみ中だ」


「了解しました、失礼します」


 衛兵は敬礼をして去っていくと、トワは部屋に入って行く、部屋の中は煙を出している装置に近付くと操作したら煙が止まり装置をしまう、窓の前に移動して静に開けて空気を入れ換えをする。


「睡眠ガスは効いたのかな?」


 トワは寝室を覗き込み寝息をたてる少女達を見て微笑んで言う。


「お姫様達、よい夢を」

ご愛読ありがとうございました

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