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怒りのイフメ
ある日、一人の男児が誕生した。
翌日、男児の両親が謎の死を遂げた。
さらに次の日、その男児が生まれた村は賊の襲撃に会い、一夜にして滅んだ。
力を持った大人たち、大人たちに守られていた幼い子供たちは全滅した。
たった一人、誕生したばかりの一人の男児を除いては。
男児は孤独の中、死すことな成長し、都に姿を現した。
王はその男児を『奇跡』、イフメと名付け、養子として城に迎え入れた。
イフメは、奇跡の子として国全体から敬われ、そのおかげもあり、国中で起こっていた戦は終わった。
しかし、ある日イフメは王に言った。
「この世界はもうじき終わりを告げる。我が生まれたのがその証。我は神 の怒り。神は貴方たちを許しはしない。」
その言葉に王は激怒し、今まで我が子のように可愛がってきたイフメを、地下牢へと押し入れた。
そしてその翌日、イフメの予言通りその世界は滅び、イフメは神のもとへと還って行った。




