理想の少子化対策
管理人
「187番の男、今日は258番の女とだ。やれ!」
20XX年、日本は少子高齢化が急速に進んでいた。このままでは国を維持していくのが困難ということで、前時代的な人権のない少子化対策を敢行することとなった。地区ごとに18歳〜30歳の男女が一斉に集められて、監視下で共同生活を送る。その期間は最長5年間だ。男は一定人数以上の女を妊娠させれば5年を経たずとも出ることができる。女も3人以上、出産すれば5年を経たずとも出ることができる。
そういうわけで冒頭の管理人のセリフだ。
俺達は罪を犯したわけでもないのに、名前ではなく番号で呼ばれるなどまるで囚人のように扱われては、その日指定された異性と監視下のもと繁殖活動を行う。
そこには恋愛のときめきも何も無い。
もはや作業だ。
興奮しやすい成分が食事に含まれているので、それなりに興奮はするけれども、黙々ともはや作業のように繁殖活動を行う。
最初の頃は見られている興奮とか恥ずかしさといった感情の大きな動きもあったが、今ではもう慣れてしまった。
今日も今日とて指定された女性との繁殖活動だ。
女性が美人だろうがブスだろうが何も感じない。
ただの作業である。
早く妊娠してくれ。
本当に少子化対策したいなら、これぐらいしちゃおうぜ!
という例です。
言い換えると、これぐらいできないんだったら、
少子化対策とか無理にやらなくてもいいんじゃないかと。
ま、この作品のような方法は今の日本に限らず、どんな国でもなかなか難しいでしょうけど。




