詩 金魚
掲載日:2026/05/09
金魚が泳ぐ。
水槽の中を。
すいすい、すいすい。
決まった範囲の中なのに、不自由さを感じない泳ぎ。
最初から、うちに来ることが決まっていたかのような自然体。
見ているこちらが心地良い。
オレンジと赤と白。
黒もいるが、まるで着物が揺れるような優雅さ。
水槽の中はもしかしたら、青空みたいなものかもしれない。
じっと見つめていると、小さな瞳と目が合う。
黒と黒のコミニケーション。
パチパチ、パチパチ。
一緒にまばたきをしているよう。
楽しくなって、またずっと眺める。
ようこそ、我が家へ。




