表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
千夜の砂時計と、月下の王子  作者: 百花繚乱


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/1

タイトル未定2026/03/02 11:12

時間:西暦4988年10月3日

国:モロッコ王国

舞台:アイット=ベン=ハドゥ

ジャンル:異世界転生×偽装婚約×王宮ミステリー×純愛


主人公:桜庭さくらば りん/転生後:リナ・アル=サフィール

年齢:20歳

性格:明るく前向きだが、実は臆病

長所:洞察力と行動力

短所:自分の本心を隠す

過去:空港事故で命を落とす直前、片想いの相手に告白できなかった


王子:ザイード・アル=ハキーム

年齢:25歳

性格:理性的で冷徹と噂されるが、本質は情に厚い

長所:知略と責任感

短所:誰も信用できない


テーマ:

「一度逃した想いを、もう一度選び直せるか」

目次

第一章 幸福な帰国

第二章 墜ちた流星

第三章 五千年後の王都

第四章 砂の王と偽りの婚約

第五章 消えた王妃の謎

第六章 千夜の試練

第七章 星を盗む者

第八章 裏切りの宮殿

第九章 砂時計の逆転

第十章 月下に咲く未来


ーーー

第一章 幸福な帰国


凛はその日、少しだけ勇気を出そうとしていた。


留学を終え、日本に帰る飛行機。

着陸すれば、彼に告白する。


窓の外に流星が走る。


(次に会えたら、絶対に言う)


だが、機体が大きく揺れた。


白い閃光。

そして、静寂。


第二章 墜ちた流星


目を開けると、赤い砂岩の城壁が空へと伸びていた。


夕陽に染まる巨大な要塞都市。

異国の衣装を纏う人々。


そこは、未来に世界遺産として語られる場所――

アイット=ベン=ハドゥ。


だが、時代は西暦4988年。


砂漠は巨大な太陽光発電塔と融合し、古代と未来が混ざり合っている。


「目覚めたか、異邦の娘」


低い声。


金色の瞳を持つ男が、彼女を見下ろしていた。


第三章 五千年後の王都


凛は“リナ”として王宮に迎えられる。


理由はただ一つ。


「王妃候補として選ばれた」


突然の婚約。


相手は砂漠の王子ザイード。


彼は淡々と言う。


「これは政略だ。感情は不要だ」


凛の胸が痛む。


(また、想いを言えないまま終わるの?)


第四章 砂の王と偽りの婚約


王都では不穏な噂が流れていた。


先代王妃は“星に連れ去られた”という。


だが凛は気づく。


宮殿の地下に、封印された天文装置がある。


それは“砂時計型の時空制御装置”。


ザイードはそれを隠している。


第五章 消えた王妃の謎


凛は偶然、装置を起動させる。


視界が反転。


映像が流れ込む。


五千年前、環境崩壊を止めるため、王妃が装置の核になった。


彼女は犠牲となった。


ザイードは言う。


「もう、誰も失いたくない」


その横顔は孤独だった。


第六章 千夜の試練


王国はエネルギー不足に陥る。


再び、誰かが核にならねばならない。


凛は理解する。


自分が転生した理由。


彼女は前世で“選べなかった”。


今度は逃げない。


第七章 星を盗む者


だが宮廷に裏切り者がいた。


装置を奪い、王位を狙う宰相。


砂嵐の中、凛は捕らえられる。


ザイードが剣を手に現れる。


「感情は不要だと言ったな」


彼は凛を抱き寄せる。


「撤回する」


第八章 裏切りの宮殿


最終儀式。


凛は装置の前に立つ。


砂時計が逆さに回転する。


彼女の体が光に包まれる。


「今度は、言うね」


涙がこぼれる。


「好き」


ザイードの瞳が揺れる。


第九章 砂時計の逆転


ザイードは装置を書き換える。


犠牲を不要とする新理論。


二人の生命エネルギーを“共有”する形へ。


砂嵐が止む。


空に満天の星。


装置は成功する。


王国は救われる。


第十章 月下に咲く未来


数年後。


赤い城壁は、未来と古代が共存する象徴となった。


凛は王妃として民を導く。


ザイードが月下で微笑む。


「今度は、逃げないな?」


凛は笑う。


「もう逃げない」


砂時計は静かに刻む。


選び直した未来を。


完結

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ