表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妻が本の中に蘇り、勇者と結ばれる前に俺が魔王を倒すだけ。  作者: さんまぐ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/31

第18話 聖地カパブリ。

ここでもイリゾニアは大きく変わっていた。

本来ならカニとエビ、イカとタコの戦争を止めて船を出してもらい、聖剣を手にして強化する為に、海底洞窟と肥沃山に向かう必要があるのだが、水のスゥがすでに倒されているので、戦争は起きずに船はすぐに出る。


ブランドは愚かにも「聖剣を手に入れる!俺にしか使えない聖剣!俺だけの聖剣!」と、まだ聖地カパブリに向かえとしか言われていないのに、カパブリに聖剣が眠っているとネタバレをかまし、血反吐を吐いてしまう。


本来の筋道ならば、海の揉め事を片付ける為に水のスゥを倒しに向かう。

そして水のスゥを倒した時に、カニとエビ、イカとタコの王からお礼の言葉と共に、聖剣の情報を聞く。

聖剣の為に船を手に入れて、聖地へと向かい聖剣を手に入れるが、まだ聖剣が経年劣化により不完全なもので、劣化しているのに気付かない勇者達は、人々が水晶化してしまう症状で困っていると聞き、水晶の谷へと赴く。

そこで水晶竜との戦いで剣が折れてしまい、肥沃山にある聖鉄を手に入れて剣を直す事になるが、聖鉄だけではなく海底洞窟の最深部にある深層水が無いとダメと言われて、カインの力で海底洞窟へと向かう。


だがここで数個の問題がある。


海底洞窟の中は、魔法純度が低くて大した魔法は放てない。

しかも海底洞窟に降りる為に魔法を使ったカインは、帰りの分も怪しくて、ブルガリとパールが力を貸してくれて、なんとか海底洞窟を後にしていた。


かと言って、聖地カパブリを目指すというのは命知らずもいいところだ。

恐らく剣才のソシオと名がついた、風のソシオは聖地でブランドが剣を持った時に襲いかかってくるのだろう。

ブランドは何度斬り刻まれても、不思議な力で何とかなるがなんとかなるだけだ。

そして復元しない聖剣では、魔王に傷をつけられない。


全てを術ならと思案する。

確かに海底洞窟の出入りは問題なくなるし、万の敵にも引けは取らない。

聖地の戦いにしても問題はない。

だがそれで終わりではない。徐々に力を引き上げる必要がある以上、過度の力を示すのはマズイ。

魔王にしても、出来るなら魔王戦で禁術を放ち圧倒したい。


ライムが「カイン、神託の祠で聞いてきた通りなら、目的地は3箇所よね?どこに向かう?」と聞いてくる。

ブランドは背後で「カパブリだ!聖剣だ!」と言ってのたうち回っているが、それを無視して、「5将軍を倒す必要がある。だけど海底洞窟が怖いんですよね。なんでそこには2人も5将軍が待っているのでしょう?」と疑問を口にする。

ここでパールが「そもそもその目的地って何かしら?」と言う。


男は「それなんですよね。なんでそんな所にいるのか?そもそも聖地って名前は何なのかわかりませんよね」と白々しく答える。


ライムの「ふむ。分からない事だらけだな。だが言えるのは剣才のソシオと言ったか?剣と名がつく相手に、私は負ける気はない。どうだ?」と言った言葉で、ある程度の方向性が決まると、男は「でしたら最初にその聖地に赴いて、次は肥沃山、そして最後に海底洞窟にしましょう」と提案をすると、これにはブランドも笑顔だった。



・・・



大河を船で進むと、カパブリに到着をする。

聖地という名前は地元民なら知っている事なので、川を下って話を聞けば、カパブリはすぐに見つかる。


大河の中洲にある神殿は魔物達に占拠されていた。

それを見た船頭は逃げようとしたが、男は「金を払うからお願いします」と言い、ブランドは「カイン!お前の魔法でコイツらを蹴散らせ!俺様が聖剣レイザーイを手にすれば最強だ!あとはどうとでもなる!」と言って、また勝手に悶絶している。


男はカインとして「ブランド?キチンと聞き取れませんでしたが、今僕がここの魔物を蹴散らせば、帰りはブランドがなんとかするのですか?」とあくまで聞こえなかった事にして聞くと、「そうだ!お前の時代はもう終わる!後は俺様の時代だ!」と言い切った。


男は呆れてしまう。

聖剣が手に入ったから勝てる?

なら実践してもらおうという気持ちで、サンダーボルトを放ち、川にいた魔物達を蹴散らしてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ