01,転生特典について
思いついたものをそのまま書きました。
文章としておかしいところもあると思いますが、温かい目で見ていただけると幸いです。
「異世界転生」
この言葉を聞いた人は大方、神様からスキルをもらって無双する。美女や美男だらけのハーレム状態になる。王族として生まれ、一国の主となる。
なんてことを考えるだろう。だが、そんなことになる幸運な者は少ない。
大抵の奴らは、途中で諦める。ニートや引きこもりが、すぐに変われるわけがないのだから。
私の名前は戸田美幸。至って普通のブラック企業の女性会社員だ。
今日もいつもどおり、夜遅くまで残業をしたのち、帰宅しようとしていた。のだが...
信号無視のトラックに跳ねられ、死亡したらしい。最後に見た景色は、真っ赤に染まっていた。
その後、神様の手違いで死んじゃった☆というので、転生させてくれるらしい。
「少女よ、主は何を望む。」
そして今、転生特典とやらに希望を聞かれています。何でも叶うというわけではなく、二次元キャラと同じ能力とかは駄目らしい。
何でも過去に、
「同じ容姿と能力を…って言われて叶えたら、ソイツ世界滅ぼしちゃったんだよね☆」
とのこと。ちなみに、その方は悪魔になっちゃたそうです。正直、自業自得だと思います。
そんなこんなで、私はどうしよっかな。と、考えてみたのですが。平凡なことしか思いつきませんでした。
まぁ、それで良いよなと思い、言ってみました。
「私は、世間一般で言うチート能力というものが欲しいです。」
私の答えを聞くと、神はしばらく考え込んでいるようだった。球体なので、あまり良くわからないのだが。
そして、数分ほど経つと。
「うむ、わかった。では、良い来世を。ちなみに赤子からスタートの、魔法がある世界だからね。」
と言い、眩しい光を程の放った。
目が死ぬと思い、手で覆う。次第にその光も収まってきて、手を元の位置へと戻そうとすると。
誰かに抱きかかえられた。へ、なんだ?と、若干パニクっている。すると、優しそうな女性と目があった。
彼女は私と目があうと、微笑んだ。
「奥様!可愛らしいお嬢様が元気に生まれましてよ。」
「これからよろしくね、私の可愛い子。」
そう言って私のお母さんらしい人に、そっと頭を撫でられた。本当に生まれ変わったんだなと実感した。
赤ん坊になったからか、段々と瞼が重くなってきた。そして私は、そのまま眠りについた。
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