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93 誰もいない道
僕は誰もいない道で山を登ってるんだ。
みんなはいろんな道を教えてくれるけど、
どこにあるかわからない。
何度聞いてもわからない。
僕もみんなと同じ道を歩きたい
けど、、、
僕にはその道が見えない。
どうしてだろう、、、
誰も教えてくれない。
みんなの道にはたくさんの仲間が
いるけど、
僕の道には誰もいない。
みんなの道には前を歩いている人がいて、
助けてくれる。
僕の道には助けてくれる人はいない。
困ったら僕が頑張るしかない。
どいやったら前に進めるのかな?
全然わからない。
でも確かに道が見えるんだ。
だから止まりたくない。
先に続く道はすごく楽しそうで、わくわくする。
進みたい。
、
、
、
ゆっくりだけど、かなり登ってきた。
結局ここまでは誰とも会わなかったな、
この道はやっぱり誰も通らないのかな?
、、、
あっ!
でも
かすかに誰か通ったあとがある!!
足跡だ!
だいぶ昔のあとだけど
、、
、
やった!
やった!
すごく嬉しい!
このまま進んだら会えるはずだ。
どんな人だろう。
今から楽しくなってきた。
会ったら何を話そう。
たくさんありすぎて困ったな。