表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
眠る少年トラン  作者: たみ
90/345

90 不穏な空気

90 不穏な空気




人混みの中




ベルグの様子を伺う一人の男。

全身に黒いローブを纏い


顔は確認できない。


動きから只者でない事がわかる。


異様な姿だが、誰も気に留める様子はない。




、、、


、、






洗練された手付きで

剣を鞘から抜く。


ベルグに注目が集まり、

誰一人男の存在に気づかない。





ベルグが馬車に戻ろうとするのを見て

男の雰囲気が変わる。




一瞬で男は消えたように見える。


男の動きが速すぎ誰も姿を捉えられ無い。



一瞬でベルグとの距離を詰める男



「!!」


ベルグだけが敵意の接近に気づき剣に手をかけるが、男の驚異的なスピードにベルグは僅かに遅れる。




剣がベルグに迫る。





ガッキン!!!



「!!」

驚く男



なんとか剣が間に合うベルグ

しかし万全の体勢ではなく。



男の剣の衝撃を受け流せない。



「くっ」

顔を歪めるベルグ。




そのまま吹き飛び

後方にあった酒場の二階まで吹き飛ぶ。






突然の出来事に理解が追いつかない

護衛騎士と観衆だったが、、、



理解が追いつき始める。




「襲撃だーー!?」


「ベルグ様が襲われたぞ!!」


「帝国の暗殺者だ!?」


「襲撃者だ!」





観衆が騒ぎ出すが、

男は動こうとしない。


男は冷静だった。

男を止める事のできる脅威はベルグ以外いない事を知っていたのである。



「動くな!!」


護衛騎士が取り囲む。



「貴様!!生きて王都から出られると思うなよ!!」


護衛騎士長が凄む。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ