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77 謎の女性
77 謎の女性
「君は何しにここまで来たんだい?」
女性は疑問を投げかける。
「オレは竜を探しに来たんだ。
、、、けど
いそうにないな」
トランは言い放つ。
「かなり苦労したんだけどな〜
下りるのも大変そうだ。」
トランは肩を落とす
「ははは!竜探しでこんなとこまできたのか!
変わった少年だな。
誰に竜の情報を聞いたんだい?」
女性は笑う。
「王都の情報屋だ。
あの野郎、ガセ情報しか教えねーんだ。
帰ったらシメる、、、。」
「それは災難だったね。
でも、今回の情報は当たっているよ。」
「!!
まさか
、、、ここに竜がいるのか!?」
「いるよ。滅多に姿を見せないけどね」
「、、、マジかよ」
トランは予想外のことに放心状態になる。
何故か女性の言葉には説得力があった。
本物の竜がいると言う事がトランには理解できた。
「少年名前は?」
「.....」
「俺はトランだ。
あんたは?」
「私はシェンという。」