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眠る少年トラン  作者: たみ
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74 カエルの子はカエル

74 カエルの子はカエル



落ち着きをとり戻したマリサが本題にはいる。


「今回の件ですが、ギルドマスターの方にも上がってしまいました。」


「えっ!!」

驚く2人。


禁止行為を繰り返す冒険者は

最悪追放処分になる事もある。


「だから私でも隠しきれなくなるって言ったじゃないですか!!」


「「ごめんなさい」」

さすがに反省する2人


「俺達はどうなるんですか?」 


心配する2人。

トランがいない間クランは自分達で守らなければいけないと考えていた。


それなのに...




「普通に考えると謹慎処分、最悪、永久追放処分ですね。」


「そ、そんな...」

青ざめる2人。


...


沈黙が流れる。




、、




「ギルドマスターからの2人の今後については

聞いています。」



「どんな処分なんでしょう...」

息を飲む2人




「2人には...

、、


Bランク冒険者になってもらいます!」



「「へっ??」」


固まる2人



「あれ?喜ばないんですか?」



「えーと、、、

理解がおいつかないんですが、、」

アルホが質問する。



「2人の実力がBランク以上であることはギルドは認識しています。


それに『緑竜』のヤマさんからも「アイツらなんでCランクなんだ!Bランクの実力はある」とお墨付きももらってます。


なのでギルドマスターとも相談して。問題児は早々にBランクに上げてしまって、


自由にさせた方がギルドにもプラスになるとゆう決定になりました!!」


胸を張るマリサ。



「も〜、感謝してくださいよ

かなり特例なんですからね!」


、、




、、


「...」




「やったー!」

「よしっ!」

両腕を上げて喜ぶバルカと、小さくガッツポーズをするアルホ。




「アルホ!兄貴と一緒だ」


「そうだな。以外と早かったな。」


「ホントだな。」


トランと同じランクになり

盛り上がる2人。





「今回の件は特例なので、くれぐれも口外は禁止ですよ!

普通こんなに早くBランクにはなれないんですからね!


特にバルカさん!わかりましたね!!

自慢とかしちゃダメですよ」 



「了解っす!」

敬礼するバルカ


「...」

(不安だな〜)と思う。アルホとアリサであたった。




、、、、




、。、


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