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眠る少年トラン  作者: たみ
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72 カエルの子はカエル 報告

72 カエルの子はカエル 報告


アルホ達は王都ギルドに帰ってきていた。


ギルドカウンターにいるマリサにしゃべりかける。


「マリサさん依頼達成報告にきました。」


「アルホさん!バルカさん!

さすが仕事が早いですね!



トランさんを思い出します。」


「はっはっはっ!!」

威張るバルカ。呆れるアルホ。


「今回の報酬になります。」



「ありがとうございます。」

アリサにお礼を言うアルホ


「アルホお腹が空いた!」

叫ぶバルカ。


「うるさい!そんな叫ばなくても聞こえるだろ!」


「はっはっはっ」

爆笑するバルカ。

呆れるアルホ。




「バルカ行くぞ」


「おう!」

ギルドを後にしようとするアルホとバルカ。



「ちょっと待ってください。」

呼び止めるマリサ。


「どうしたんですか?」

疑問に思うアルホ。


「何か他に報告することはないですか?」

笑顔のマリサ



「「え!?」」

驚く2人

マリサの笑顔がとても怖く感じる2人。



「えぇ〜と…最近は特に報告するようなことはなかったですよ…。

なっバルカ」

目が泳ぐアルホ。


「あああ

そのと

そのとうりです。」

恐怖に震えるバルカ



「そうですか。

私を騙すんですね…。」



「そんな!騙すなんて…」

慌てるアルホ。

震えるバルカ。




「クラン『緑竜』のヤマさんから報告が入ってます。『箱』のアルホさんとバルカさんに命を助けられたと。

どうしてもお礼がしたいとギルドにきてくれたんです。」




「!」

バルカ


「ヤマさん『緑竜』だったんですね!」

驚くアルホ


「そうです。ヤマさんは王都でも実績ある冒険者なので、ギルドとしても助かりました。」


「アルホ!『緑竜』って有名なの?」


「なんで知らないんだ!前言ったじゃないか!

『緑竜』は五大クランの一つだって!」


「そうだった!そうだった!ははは!

ヤマさんはすごい冒険者だったんだなー」

笑って誤魔化すバルカ


「ホントにわかってんのか」




「そしてヤマさんから聞いたところ、

ドリーク火山で助けてもらったらしいんです。」

マリサが不気味な笑顔でしゃべりだす。


「げ!」

飛び上がるバルカ…


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