67 魔界の門3 岩
67 魔界の門3 岩
青い巨大岩が動き出し。岩の下から何かが出てくる。
トランは青い巨大な塊が岩でないことに気付く。
ガァアアあああ!!
「、、、亀か。」
青い巨岩の正体は巨大な亀の魔物であった。
トランは多くの魔物と戦ってきたが初めて見る魔物だった。そしてトランの本能がこの魔物の危険度を感じ取っていた。
(これはヤベーな、、、)
「!!」
魔物の口が光る!!
次の瞬間!
ピーーーー
ドン!!
魔物の口から光線が飛び出す。
「くっ!!」
トランは全力で回避に専念する。
ドーーーン!!!
トランが先ほどいた場所が吹き飛ぶ。
「、、、マジかよ」
(一撃でも食らったら終わりだな)
「!!」
再び魔物の口が光る
「くっ!」
間一髪で避ける。
光線が近くを通るだけで、その熱で肌が焼ける。
(距離を置くのはまずい)
トランは全力で間合いを詰め魔物の足に一撃を入れる
ガキン
「!!」
(クソ攻撃が効かない。)
トランは魔物の首や頭、考えられる急所は全て攻撃したが、攻撃が通じなかった。魔法も通じない。
トランの攻撃は何一つ通じず、魔物の攻撃は当たれば一撃で命がない。トランは今までにない絶体絶命の状況に陥ったのである。