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眠る少年トラン  作者: たみ
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65 魔界の門2 霧

65 魔界の門2 霧


『魔界の門』フヤキータ山脈の向こう側は魔界と呼ばれる。山頂に登っても濃い霧のせいで魔界を見ることができない。


トランは現在霧の前にいた。

ついに山頂にたどり着いたのである。


(ついにきたか、、、。後半はほとんど寝てたな。


、、、よし!いくか。)




トランは霧の中に入っていく。



トランは歩き続ける。



「、、、」



、、、



霧を抜ける気配はない。



トランはひたすら真っ直ぐ歩き続ける。




トランはバルカとアルホのことを考えていた。

(あいつら帰る頃にはBクラスになってっかな〜)




霧の中でどこからきたのかわからなくなっていく。


不思議な事に霧の中では魔物に襲われる事はなかった。









「ん?」



トランの前に巨大な青い岩が現れた。




(なんか良くわかねーけど、すげーな。)



ゴゴゴゴ


巨大な岩が動き出す。



「!!」

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