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眠る少年トラン  作者: たみ
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43 獅子2

43 獅子2


3人組のリーダー格の男がバルカ達にしゃべりかけてきた。かなり威圧的な態度である。


「お前らここで何してる?」



「討伐依頼の魔物を探してるところだ。あんたは?」

アルホが答える。



「ふっ」

「オレは『赤獅子の牙』Aランク冒険者ハヤキ様の部下、ラババだ。ここはハヤキ様の管轄だ。お前ら使用料は払ったのか?」


後ろの仲間と一緒に明らかバカにした態度のラババ。



「使用料?そんなの聞いたことないぞ!なんでそんなもの払わないといけないだ!?」

アルホは苛つきながら答える。



「青頭、お前新人か?」

「俺たちに使用料を払うのは王都冒険者では常識だ?俺たち『赤獅子の牙』がお前たちザコが安全に依頼活動できるようにしてやってんだ。ありがたく思え。ここで依頼がしたかったら黙って使用料を払え。」



アルホを見下した態度にバルカが怒る。

「お前喧嘩売ってんな!?アルホは賢いんだぞ!!アルホにあやまれ!!」


「バルカ!我慢しろ!」

「こんな奴らに構うな!」

バルカを落ち着かせるアルホ。



「あ?こんな奴ら?」

「お前誰にもの言ってんだザコ!」

「オラ!」


「ぐはっ!!」



ラババがいきなりアルホを殴り飛ばす。

バルカに気を取られていてアルホはラババの攻撃に反応ができない。


「アルホ!」


「てめー!!」


「かかってこいよ赤頭。格の違いを教えてやる。」


「おりゃー!!」

頭に血がのぼり、正面から突っ込むバルカ。

そのまま殴りかかる。



「ぐっ!!」

拳を捕まれ投げるラババ。



「お前ら!コイツら押さえとけ」

2人の仲間に指示を出すラババ





「ハヤキ様のところに運ぶぞ。」


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