42 獅子
42 獅子
バルカとアルホは依頼で王都の北にあるタナ平原に来ていた。依頼はレッドベアの討伐である。レッドベアは全長3mmあり、赤黒い毛並みの熊型の魔物だ。危険度C級の魔物だが、今の2人の敵ではなかった。
「アルホ、いたか?」
「いや、いないな〜。この辺にいるって聞いたんだけどな。」
2人は魔物を探していた。
「お腹すいたな〜」
すぐお腹がすくバルカ
「バルカ!さっき食べたじゃないか!ちゃんと探せよ!」
バルカを叱るアルホ。
「あっ」
その時バルカが他の冒険者を見つける。3人組パーティーのようだ。3人は胸に獅子のマークが入ってバッジをつけている。
「アルホあのバッジのマークってなんだったけ?」
「この前マリサさんが言ってたの忘れのか?あれは5大クランの一つ『赤獅子の牙』だ。」
「そうだった!そうだった!」
笑ってごまかすバルカ。
「まったく!」
呆れるアルホ
「スゲークランなんだな!強い人たくさんいるんだろうな。」
「唯一、Aランク冒険者が4人いるクランって言ってたな。」
「スゲー!!Aランク冒険者見てみたい!」
「Aランク冒険者はそんな簡単あえない。王国中を飛び回ってるらしいから」
「へー!!カッケー!!」
(ホントにわかってるのか?)とアルホは思っていた。
「なーアルホ。あの人達こっちに向かって来てない?」
「たしかに、、、」
「オレ達になんか用かなー?」