333 久しぶりの拠点と報告書
トランは久しぶりに拠点に帰ってきていた。
アルホとバルカは
どこか嬉しそう
ベルグも一緒だ。
アルホが口を開く
「アニキ
アリサさんから
報告書を書いてほしいと
頼まれてまして
……」
アルホが一枚の紙をトランに見せる
「あ?報告書?
なんだそれ?」
「古代種の情報が詳しく知りたいという事です。できれば師匠もお願いします。」
トランとベルグに古代種との戦闘について報告書をお願いするアルホ
◆報告書
本来は冒険者が依頼の成果を、ギルドに公式に提出する文書である。
この報告書は、任務の完了を証明し、報酬支払いの根拠となるだけでなく、ギルドが蓄積する知識・戦術データベースの一部としても機能する。さらに、その内容は他の冒険者や街の防衛組織へと共有され、次なる備えのための貴重な情報源となる。
「なるほどね。
ギルドも今後に備えておきたいって事だよね?」
「そうみたいです!
騎士団との連携なんかも考えてるみたいです。」
「今度、騎士団の代表にもアリサさんの事伝えておくよ。
騎士団もそのつもりだからさ。」
「ありがとうございます!」
調整師アルホ
アルホはいろいろとギルドで重宝されている。
騎士団
冒険者
ギルド
ベルグ
そしてトラン
すべての橋渡しができる貴重な人材
それが!
調整師アルホだ!
その光景を見て胸を張っているバルカ
何をしているかはわからない。




