329 『ダルグの日記』
「そんなすごいものどこで見つけたの?」
ベルグは『ダルグの日記』のでどこお聞く
「古代遺跡の石像の下に落ちてた」
普通に答えるトラン
「古代遺跡?どこそれ?」
「いっても分からん
今度、連れてってやるよ」
「まぁ…そうだよね
それより
それって本物なの?」
「まぁ
本人知らねーし…
勇者本人の物かどうかはわからんが…。
…
ベルグこれ触ったらわかる」
「ん?
この本を?」
「ああ」
トランは『ダルグの日記』をベルグに差し出す。
……
ベルグはその日記に
ゆっくりと触れる
と
「えっ!」
驚くベルグ
「はは
やばいだろ?」
トランは笑う
ベルグはトランの言葉の意味を完全に理解する。
トランとベルグの様子を眺める
アレフとリスナ
完全についていけない2人
アレフは勇者というワードをきいて
少しワクワクしていた。
リスナは自分が想像もできない世界の話しを
普通にしている2人に
世界が違うと感じていた。
沈黙
一瞬にして静かになる王子の部屋
…
ベルグが口を開く
「この日記…
魔力を感じる…」
「その魔力
、
アラグの魔力似てるだろ?」
そしてトラン
……
ベルグは瞳を閉じる…
そして
「……うん
そうだね」
日記から漂う魔力は
アルトール騎士学校
歴代最強学生
そして
クラン「箱」の秘密兵器アラグ
の魔力に似ていた。




