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眠る少年トラン  作者: たみ
319/345

319 定期報告



王子の部屋にいるトラン


王子に定期的に報告にきていた。



「異常なしであります!」

トランは姿勢を正し報告する。

本人は真剣だ。



「あの……」

アレフがトランにしゃべりかける。




「はいであります」




「普通にしゃべって

いただいていいですよ」


アレフが提案する。




「普通?」

トランは首を傾げる



「もし……よければ…

ベルグ様としゃべる時のような形でも大丈夫です……」


アレフはどこか恥ずかしそうに下を向く。



トランはアレフをみる。


王子の瞳を


子供の瞳


孤独な瞳



トランは考える。








「わかった!」




「えっ…」




「よろしくな!王子」

ニカっと笑うトラン



「あっ!はい!

よろしくお願いします!

トラン様!」


晴れた笑顔になる王子





「トランでいい」




「え?…いえ!ベルグ様のご友人を呼び捨てなど……」


トランと視線が合うアレフ



圧力のないトランの瞳



不思議な瞳



アレフは…




「では…トランさん」





「はは」


トランは笑う。

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