31 アルトール騎士学校 男子寮
31 アルトール騎士学校 男子寮
アルトール騎士学校は王国騎士団に入隊するための学校である。騎士学校の中で唯一、王族守護部隊に入隊が可能な学校だ。
王国騎士団は全部で4つの部隊がある。攻撃部隊、王国守護部隊、治安維持部隊、王族守護部隊がある。
騎士学校という名称だが、魔法学も学び王宮魔術師団に入隊する生徒もいる。
アルトール騎士学校の入試倍率は20倍。数ある騎士学校の中で最も入学が難しい学校だ。
試験は3種類。
剣、槍、弓、魔法の実技試験。
魔法学、数学、王国歴史、語学の筆記試験。
面接試験がある。
筆記、面接より実技に優れた生徒を優遇して取る傾向にある。
、、、
スタイは国立アルトール騎士学校の男子寮に来ていた。
スタイは男子寮の食堂で本を読んでいる一人の生徒に声をかける。
「ベルグ おはよう」
「おはよう、スタイ。もう昼だけどね」
ベルグは笑顔で答える。
「ははは そうだね」
「スタイが男子寮に来るなんて珍しいね」
「トランを探してるの。昨日、教室にノート忘れてたから」
「トランのノート??たいして大事なこと書いてないんじゃない」
結構ひどいことを言うベルグ、、、
「ははは!たしかに!」
笑い合う2人
「ベルグ、トランに渡しといてくれない?」
「いいけど、トランなら中庭にいる思うよ」
「そうなんだ。なら自分でわたすね!ありがと。」
「いえいえ。あいつにはノートいらないと思うけどね」
「ベルグ!いいすぎ!」
スタイは笑った。
「じゃ 行ってくる!また学校で」
「またねー」
、、、