293 雷の化身と変な二人
馬型の漆黒の魔物
額からは漆黒の角が生え
その角は光り雷を帯びる
角の光に反応するかのように天に広がる
雷が降り注ぐ
まるで天を従えるように
、
、
、
雷の化身
その前に立つ
、
、
「、、、」
最強の騎士ベルグ
と
「、、、」
最狂の冒険者トラン
「完全に悪役に見えるよ
トラン」
ベルグはトランのかっこを見ていう
トランは謎のマスクを被り
ポーズをきめている、、、
まさか
このマスク
このポーズは、
、、、
「は?!
どう見ても
正義の味方だろ!!」
「いやいや
それはないでしょ!
何その変なマスク」
「あ!変なマスクって言ったな!
言っちゃったよ!!
ミキーラマスクに向かって」
怒るトラン
「えっ?何それ
ミキーラマスク??」
呆れ返るベルグ
「まさか!お前!
ヤハラマーン王国の英雄!!
トラン・ミキーラマスク様を知らないのか!?」
またポーズをきめるトラン
「知らないよ!!
適当なこと言わないでよ!」
ベルグはいつものトランの戯言だと
思っているが、、、
実は事実だ、、、、
ベルグは知らない
トラン・ミキーラマスク誕生秘話を
「クソ!
右腕がないからポーズが決まらない!
ホントはもっとカッコイイんだぞ!!」
「、、、
どういえばいいかわからないだけど」
「うるせ!
目の前の敵に集中しろ!!」
トラン
「君がいうな!!」
叫ぶベルグ