287 クランの日常
「とうっ!」
「さすがアニキ」
「ふっふっふっ」
「じゃ
えいっ!」
「お!
腕を上げたなバルカ」
「へへへ」
嬉しそうなバルカ
トランとバルカは今
積み木であそ、、
集中力を鍛える訓練をしている
「、、、」
アルホは武器の手入れをしている
そしてアラグは
かき
かき
何か机で作業している
「、、、」
「アラグも一緒に遊ぶのだ!」
バルカがアラグを積み木に誘う
「あっ!
バルカさん
自分宿題が、、」
あわてるアラグ
「宿題??」
首を傾げるバルカ
「バルカ
アラグは今勉強中なんだから
邪魔しちゃダメだよ」
アルホがいう
「なるほど!
アラグは騎士学生だったのだ!
忘れていたのだ!」
笑うバルカ
、
、
「アラグ
どんな勉強してんだ?
オレはアルトールじゃ
有名な騎士学生だったからな
わからない事は先輩のオレに
なんでも聞くがいい
はっはっはっ!」
自信満々のトラン
ある意味有名な騎士学生トラン
「さすがトランさん」
「さすがアニキ!」
感動する2人
、
、、
「えっと、それじゃあ、、
歴史の問題なんですが、
勇者が建国に携わった・・ってとこなんですが、、、」
「ふむふむ」
難しい顔で考えるトラン
「ここのところが少しわかりにくくて
、、、」
「で、
どこの歴史の話しだ?」
「えっ!?
、、
この国の歴史です、、、」
「、、、」
沈黙するトラン
「、、、」
見守るアルホ、バルカ
、
トランが口を開く
「アラグよ
自分を信じるのだ!!
お前の考えは正しい!!」
トランはアラグを指差し叫ぶ
「なっ!!
、
、
なるほど!
そういう事だったんですね!」
驚き納得するアラグ
、
、
アルホは思う
銀髪の少年は少しバカかもしれない
「、、
、
そうだ」
意味深に含みと溜めを作り
トランがいう
「さすがトランさんです!!
見えた気がします!」
アラグは何か見えたらしい
何が見えたんだ、、、
「進むのだ!!
アラグよ!」
「はい!!」
嬉しそうなアラグ
アルホは思う
銀髪の少年は少しバカかもしれない