280騎士学生時代3 合同訓練合宿 夜
合宿の就寝時間は早い
「、、、」
部屋から出る1人の学生
どこに向かうのだろう、、、
就寝時間は過ぎている
「何してるのトラン」
すぐに見つかる学生
「、、、
外に行く」
「普通に言わないでよ!
それダメな事だから」
「火山に行くんだ
お前も来るか?」
「、、、
まったく
やめる気がないじゃないか」
話の通じない学生
「に」
ニカっと笑う学生
「こんな時間に火山に何しに行くの?」
確かに、、、
「ヤリーク火山にはな温泉があるんだ
秘湯の温泉が」
「温泉!」
少し目が輝くベルグ
「せっかく来たんだ
温泉に入りたいだろ」
「、、、」
「お前も来いよ
戦力は大歓迎だ」
「君!自由すぎるでしょ!
てか
なんで戦力がいるの?」
ベルグは
理性の中で揺れ動きながらも質問する
「ヤリーク火山は危険地帯だ
危険度はB級
危険地帯で温泉に入るんだ
戦力はいるだろ」
「、、、
なるほど」
「いこうぜベルグ!
温泉最高だぞ!!」
子供のように楽しそうなトラン
まだ理性が揺れているベルグ
その時
廊下の向こうから
学生が2人歩いてくる
、
、
「あっ!
ベルグ、トラン!」
「2人とも何してるのもう就寝時間すぎてるよ」
その学生は
パルとスタイだった
「新たな戦力確保だな」
悪い笑みを浮かべるトラン
「だから!ダメだから
2人を巻き込んだら!」