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眠る少年トラン  作者: たみ
28/345

28 トランは悪!?

28 トランは悪!?


トランがベルグに魔法を教え初めてから、

一か月が経とうとしていた。


「ファイヤー!」

ベルグは魔法を唱える。


ベルグの魔法は曲げりながら地面に落ちる。


「マジか!!お前は魔法も得意なのかよ!?」

トランは驚く



「いやまだまだトランには及ばないよ」




「いや、オレはこんなすぐにはできなかった。

涼しそうな顔しやがって!ムカつくやつだな。

これからはオレの事を師匠と呼べ!!」


「絶対やだよ!

相変わらず意味不明だよ。」



◆◆◆

、、、


「じゃあ次の段階行くぞ。とりあえず外に出るか」


「外ってどこ行くの?」

ベルグは疑問に思う。


「いいからついてこい」

トランは先にいってしまう。



「ちょっと!まってよ!」




、、、



ベルグはトランの後をついていく。



トランは大通りから人気のない路地裏に入り、どんどん奥に進んで行く。


「そろそろ教えてよ。どこに行くつもりなの?」


「王都の外にある平原だ。」



「えっ?王都から出ること校則で禁止されてるよ。」


「知ってる」


「王都を出る時には検問があるし、学校に分からないように出るなんて不可能だよ?」




トランは突然立ち止まる。




「ここだ。」

そこには下水道があった。


「、、、すごく嫌な予感がするよ」

ベルグが呟く。



「この下水道は王都の外に繋がってる。検問なんて通るわけないだろ。」



「トラン、君は息を吸うように法を破っていくね、、、」

ベルグは唖然とする。


「これは校則違反なんてレベルじゃないよトラン。密出国だよ。」

ベルグは静かに言い聞かせる。


「知ってる。」



「知ってる。じゃないよ!何考えてるんだ!!

それに、君みたいなヤツが外に出ないように柵がついてるじゃないか!」


下水道には柵がついており人が通ることはできない。


「大丈夫だ。あの柵は外れる。」


「なんで外れるの!?なんでそんなことトランが知ってるんだ!」



「オレが外したからな。」



「、、、何てことするんだ君は!

悪の限りを尽くすやつだな!」



「うるさい!いくぞ!」



「ああー!!わかったよ!いくよ!いけばいいんだろ!!」


ベルグは発狂する。









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― 新着の感想 ―
[一言] いい感じのツッコミw この二人のやり取りなかなか面白いやんw
2023/06/11 11:48 退会済み
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