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267 『遊話』魔法との対話
「なんかすごい話しだね、、
それで
どうやって話すの」
「それが難しい!」
「そんな気がしたよ」
「オレの場合は
魔法を使いまくる
とにかく使いまくる
毎日毎日」
「うん」
「そんな事をしてると
ある日気づいた
状況や自分の状態で使いやすい
魔法があるぞって
」
「何それ!面白い!」
ベルグが目を輝かせる
子供のようだ
「だろ!
その使いやすい魔法を
どんどん意識して使っていくと
自分と魔法がちかい感覚になる
それが進むと
魔法と話すみたいな事ができる
誘導してくれるみたいな」
「その感覚、、、
剣と似てるかも」
「ははは
そんな気がしてたぞ
お前が剣振る時の雰囲気
それに似てるからな」
「あの感覚で魔法が使えるって
恐ろしいよ」
「使えるようになったというか
、、、
もしかしたらオレは
元々似たような感覚で魔法を
使ってたのかもしれん」
「どうゆー事?」
「ガキの時
目に映る物をひたすら
燃やしまくってたからな」
「、、、
恐ろしい子供だね、、、
まったく成長してないのが
もっと恐ろしい、、、」
「ありがとう!」
「褒めてないから!!」