260 『遊話』魔法と姿勢
「具体的に姿勢で何が変わるの?」
ベルグは初めて聞く内容に興味津々だ
「ほぼ剣と同じだ
安定した姿勢なら魔法も安定する
威力を出したい時の体の力みもだいたい同じだ
剣と魔法はなんらかの繋がりがあるのかもな」
「トラン!それ面白い!!」
ベルグの興味をそそる
「剣圧を上げる時
下腹に力入れるだろ?」
「うん」
「あの容量で魔法も威力をコントロールした方が安定するな
手先で威力調整やっても多少変わるが、
弱いし飛距離もショボい」
「、、、
学生時代も思ったけど
、、
君の魔法に対する理解はホントに感心するよ」
真面目な顔でトランの話しを聞いていたベルグ
「は?
お前の剣も同じようなもんだろ?」
「いや!
魔法に比べて剣の理解は進んでいるよ
正直、剣を使おうと思えば誰でも使えるし
それに比べて魔法は違う
普通の人には感じることもできない」
「まぁそういえばそうか」
「魔法はまだ発展の余地があるって事だよね」
「だな」
「、、、」
「最近わかったんだがな」
「うん」
「魔法って背が高いやつの方が
威力高いんだぜ
はは
面白いだろ?」
「えっ!何それ!
ホント!?
」
「ああ
マジだ
だがな
背の低いやつのが
魔力を練ってから発動するまでは速い
お前の魔眼ならわかるはずだから
今度、見てみろよ」
「わかった試してみるよ
、、、
ホントに、、、
魔法ってなんなんだろう、、、」
「わからん」